267→フランソワという執事 ページ35
「失礼龍水様皆様、まずはパンの完成品を拝見致します」
「来てるー！？しれっと！？」
「バ、バイヤー…ほぼ2日ノンストップ…って南ちゃん達先に着いてたのね…」
「えぇ、千空に言われた通りカセキを連れてね…ほら、あの車で来たの。なぜか荷物が多かったけど…だからゲン達より早かったのよ」
「それは、おれ達がお願いしたからですね」
『うん、お楽しみだよ』
「ん？龍水、もろもろの説明をしなくて良いのか？！」
「そんなものはいらん！フランソワが道中あらかじめ状況確認をしながら来ないわけがないだろう。…ふむ、周りにいないな。アースとマーキュリー、雪弥にAの事まで確認済みだ、違うか？」
「はい、ゲン様より道中伺いましたので存じております」
「この速度でAちゃん達の事まで話すの大変だったのよ〜…」
「…実際見ると凄さのケタが違いますね…フランソワさん…」
『うん…そしてゲン、お疲れ様…喉乾いたでしょ？パンと水、たくさんあるから食べてね』
「あ〜Aちゃんの優しさが染みるよ〜…ずっとAちゃんと雪弥ちゃんのパン、食べたかったから嬉しいな〜そしてバイヤーで美味しいね？！」
「これは…！こちらを作られたのは、A様と雪弥様ですか？」
「は、はい、そうです…！」
『すみません、皆が美味しいって食べてくれるからついたくさん作ってしまって…』
「いいえ、素晴らしい出来です。最適な温度調節に生地の具合、発酵時間まで…失礼ですが、本当にお2人とも初心者ですか？」
『えと、はい…母が趣味でパンを良く作ってて、思い出しながら…でも、千空や雪弥がいたから出来たんですよ！』
「おれも、母が焼き菓子を作るのが好きで、パンも時々作っていたので…こんな風に知識が役立つ、なんて思いませんでした」
「めっぽう美味かったぞ！いくらでも食べられるからな！」
「おう！本当にうめーよな、ぱんってやつは！」
「…なるほど、雪弥様、A様、宜しければ私をお手伝い頂けますか？かなり作業が捗り先に進めると思います」
「はい、おれで良ければ」
『もちろんです、フランソワさん』
「さん付け敬語は不要です、私は一介の執事ですので」
『分かった、じゃあフランソワって呼ぶね』
「結構でございます。さて、今回のメニューの目的、ゲストのご要望をお教えください」
「長期航海の保存食だからな、超絶長持ちで腹もちもいいパンが欲しい。今あんのは日持ちが難しいからな」
フランソワへ伝える要望も変わってるなぁ…
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美玖(プロフ) - ベルさん» ベル様、コメントありがとうございます！一気読み！？凄いですね！嬉しいです♪これからもマイペースに更新させて頂きますので読んで頂けたら嬉しいです！コメントありがとうございました！ (1月14日 23時) (
レス) id: ddcbc460f7 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 面白すぎて一気読みさせていただきました！マイペースで更新頑張ってください！！応援してますｯ！！！ (1月14日 22時) (レス) @page31 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
美玖(プロフ) - にぃさん» にぃ様、コメントありがとうございます！最高だなんて、嬉しいお言葉まで頂けて幸せです。これからもマイペースに更新しますので宜しければ続けて読んで頂けると喜びます！ (12月13日 22時) (レス) id: ddcbc460f7 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - ああ、もういつ見ても最高過ぎます！ (12月12日 17時) (レス) id: 9cceebbfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美玖 | 作成日時：2023年12月10日 1時
