第40話 ページ42
ジェイドside
アズールから監督生さんが居なくなったと聞いた時、内心ものすごく焦ったし、僕らも前までそんな考えの奴らと一緒だったのかと思うと、吐き気がする。
急いで探しに行こうとしたらアズールに止められた。Aさんが探してくれているからと。Aさんには正直興味は少しあるが、そこまで信用できる方なのかは分からない。
そんな人に任せていいのだろうか？そんな気持ちもあったが、ここはアズールを信じようと、皆でイグニハイド寮で待っていた。
彼が帰ってきた時、監督生さんは大丈夫なのか？そんな不安な気持ちを隠すようにいつもの笑顔で向かった。そこで見たのはボロボロになったAさんと監督生さんで、僕は後悔した。なんであの時探しに行かなかったのか。あの時行っていればこの2人が傷つくこともなかったのかもしれないと。
そして、ボロボロの彼が、自分よりも監督生さんのことを心配しているのを見て、彼を信用出来なかった自分が馬鹿だと思った。
それを表に出さないようにして、彼がフロイドが来ないように見張っているように言って、部屋に戻ったあと、アズールはイデア先輩と一緒に先生を呼びに行った。
フロ「ねぇジェイド…Aの所言っちゃダメ？」
ジェ「本人がダメだと言っていたじゃないですか。」
フロ「だってさぁ、Aは昔からすぐに一人で溜め込んじゃうから心配なんだよ…昔もサメに襲われた時に怪我した自分より俺の心配してさ。自分よりも人優先だから、そんなAが自分の怪我に手当てするとは思えないんだよ…」
ジェ「…それならバレないように少しだけ見に行きましょう。」
そうして部屋に着いた時、中から彼の泣いているような声と謝り続ける声が聞こえた。そっと覗くと、やはり泣いていて思わず飛び出しそうになるフロイドを抑えながらも、彼から目を離せなかった。
涙を流す姿があまりにも綺麗だったから。
少したった頃一旦元いた部屋に戻った。
フロ「やっぱり傷だらけのままだった…それにまた自分を責めてたし…後で絞める。」
先程の彼が頭から離れない。彼はまだぼろぼろのままで、監督生さんに向かって謝り続けていた。泣いている姿は、いつも元気で明るい彼とは違って、儚げで、目を離したらどこかに行ってしまいそうで不安になった。
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ぽてと。 - ネタに走るの度がすごいですね！w (2022年1月17日 16時) (
レス) @page45 id: 787ad90d85 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 好き めっちゃ好き 初コメ早々失礼いたしました。．．．すｋ（（（（（（（殴 (2021年7月18日 18時) (レス) id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - ヒョオ！…イルマテック銃(（（殴 (2021年4月17日 10時) (レス) id: b29aa485ac (このIDを非表示/違反報告)
睦月夜烏(プロフ) - ヒョオ！イルマティック((( (2021年4月2日 12時) (レス) id: 1e1ae547be (このIDを非表示/違反報告)
あきめ(プロフ) - みくさん» 実はわざとだったり… わかりずらくした私も悪いので全然大丈夫ですよ！ (2021年3月19日 17時) (レス) id: 92e3ce0066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみ | 作成日時：2021年2月19日 21時
