お前を守るから

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太輔サイド

俺の名前は藤ヶ谷太輔。
高校二年生の１７歳だ。

実は俺、小児がんという病気を持っている。
だから、毎日病院のベッドの上。
学校なんてほとんど行っていない。

太「はぁ〜。毎日、毎日退屈だなー。」
あっ!そうだ!たまには少し散歩してコンビニでも寄ろうかな。
ほんとは、医師から「あまり動くな!」って言われているけど、少しぐらいいいっしょ(笑)

太「よいしょ。」
俺は、ベッドから立ち上がって歩いた。

藤ヶ谷太輔、コンビニに行ってまいりま(ドンッ
隣の病室の人と廊下でぶつかってしまった。

貴「大丈夫ですか?」
ぶつかった女の子が俺の顔を見上げた。
か、可愛い〜!///

太「///大丈夫だよ。ごめんね///」
俺はそう言って、足早に階段を下りた。
あんな子、隣の病室にいたんだ。
もっと、話したいし、あの子のこと知りたい。
俺はそう思いながら病院を出た。

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