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刀剣が3振り ページ6

宏太郎side





宏太郎「…これ、俺入ったら首と胴体おさらばじゃね…?」





やっと大広間まで来たけど、

すげぇ殺気なんだよ…





あとは襖開けるだけなのに全く足が動かねぇ。







???「人間、そこで何をしている。入れ。」






宏太郎「…っ、はい。」





俺はやっとの思いで襖を開けた。









と、その時。







俺の顔目掛けて凄い勢いで刀が飛んできた。





ギリギリで避けたけど、



これは…







宏太郎「短刀…?」








薬研「っと…外したか。

すまねぇな皆…。」







山姥切「気にする事はない。だが写しである俺には期待するなよ…!」






宏太郎「ちょ…!」






待て待て待て、そんな全員で攻めてこられたらマジでヤバい!!


首と胴体おさらばどころじゃねぇよ、千切りにされる!!!←






山姥切「くっ、よく逃げ回る奴だ…!」






堀川「兄弟!人間をこっちに!!」






宏太郎「まッ…!!」





挟み撃ちなんて聞いてないし!!!!






ヤバい…!



と俺は目を瞑った。








???「まぁ待て。

すぐに刀を向けたい気持ちも痛い程分かるがな…
皆1度刀を下ろしてくれないか。」






宏太郎「…っぁ、」






俺に刀を向けていた刀剣たちを止めたのは、







宏太郎「三日月宗近…」







三日月「その汚らわしい声で俺を呼ぶな、人間。

お前の為に止めた訳では無い。」







宏太郎「じ、じゃあ何の為に…」







三日月「この本丸の平和の為だ。」






この本丸の、平和…?






宏太郎「…で、その平和の為に俺は何をすれば良いんだ?何かをさせる為に生かしたんだろ。」







三日月「話が早くて助かるな。

お前は離れで暮らせ、それだけで良い。


とりあえず名だけでも審神者がいれば
政府も次の審神者を送ることは無いだろう。」





鶴丸「何も食わなきゃ人間は弱って勝手に倒れるからな、俺達が手を下すまでもないって事だ。」






なるほどな、結局は俺を天に召したいわけだ。







宏太郎「分かった。離れに行けば良いんだな?」






とにかく今は生きることを考えよう…←





薬研「分かったんなら

とっとと離れに行ってくれ。」





そうして俺は離れに向かった。

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作者名:じゃがいもの妖精 | 作成日時:2021年2月5日 23時

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