刀剣が2振り ページ5
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『あ…』
人間の足音、がする…
もしかして新しい審神者様…?
清光「…来たね。」
清光兄様が優しく私を抱きしめてくれる。
安定「…そうだね。
大丈夫だよA。
今度こそ指1本Aに触れさせない。」
安定お兄様は優しく私の手を握ってくれる。
清光「当たり前でしょ。
てか何兄ぶってんの俺の妹なんだけど←」
安定「僕だってお兄様って呼ばれてるんだからいいじゃん兄ぶっても←」
いつも通りの喧嘩を始める2人。
きっと私を安心させようとしてくれてるんだ…
やっぱり審神者様のお顔を見たい、
なんて言ったら怒られちゃうかな…
『き、清光兄様…安定お兄様…』
清光「どうしたの、A?」
安定「やっぱり怖い?」
私の頭を撫でてくれる清光兄様
私の背中をさすってくれる安定お兄様
『ううん、なんでもないです…』
私は今日、部屋から出ることを許されませんでした。
新しい審神者様が来るから。
清光兄様と安定お兄様は、
私と一緒に部屋にいると言ってくれました。
しかし一目だけでも審神者様のお顔が見たいと言ったら、
兄様達に速攻で却下されてしまいました…
たしかに今までの主様は酷い方々だったかもしれないけれど。
今回は、今回こそ、良い方だと私は信じています。
だから、今夜こっそり1人で様子を見に行こう。
『清光兄様、安定お兄様。
ありがとうございます…!』
今夜審神者様の様子を見に行く為にも、
今は精一杯の笑顔で清光兄様達を
安心させましょう。
清光「はぁぁあ、俺の妹可愛すぎ…←」
安定「ほんとに可愛すぎる…←」
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作者名:じゃがいもの妖精 | 作成日時:2021年2月5日 23時