加州清光の妹ちゃんは、ブラック本丸のお姫様なようです。 (ページ27)

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刀剣が24振りページ27

加州清光side

Aと厚が刀を交えた時、

後ろから一期一振と平野が襲いかかってきた。

だから俺と安定は中庭に出て相手をした

…けど一向に本気でかかってくる気配がないから

ただの時間稼ぎだってすぐに分かった。

清光「…ねぇ、ただの時間稼ぎなら付き合うつもりは無いんだけど。

そろそろAと主の所に行かせてもらうよ。」

そう言って俺は本体を下ろした。

一期「…いつから気づいていたのですか？」

清光「1番最初に刀を交えた時かな、

全然本気で来ないから時間稼ぎなんだろうなって。

ほら、安定！！A達の所行くよ！」

安定「やっぱり時間稼ぎなんだね。

平野が全然かかってこないからちょっとおかしいと思った。」

平野「うっ…すみません、ですが…」

安定「…大丈夫、僕たちがこうなっちゃったのは仕方ないことだよ。

今までの審神者が良くなかっただけで、

僕たちは誰も悪くない。…今この本丸にいる、全員ね。」

…安定、そんなこと考えてたんだ。

清光「…一期たちもおいでよ。

一目だけでも、主に会ってみて欲しいからさ。

あ、もちろん攻撃は禁止ね。」

一期「…そうですね、弟たちの様子を見に行く予定だったのでご一緒します。

分かっていますよ、加州殿たちにかなうとは思っていません。

A殿のことも、気になりますし」

平野「では僕もお供致します！」

清光「よし、じゃあ行こっか。」

平野は、3代目の時に顕現したから

まだあんまり人間に恐怖心とかが無いんだよね。

ただ一期や薬研、厚に言われたように動いているだけで…

審神者を特別恨んでるとかは無い

だからきっと、平野は大丈夫だと思うけど。

やっぱり問題は一期だよな…

なんて少し心配しながら粟田口の部屋に戻った。

そこで俺たちは衝撃的な場面を見た。

Aが…主に触れてる…

安定も同じように驚いてる。

清光「A…？

そ、その手…触れて、大丈夫なの…？」

安定「どういうこと…？」

『清光兄様！安定お兄様！！』

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