加州清光の妹ちゃんは、ブラック本丸のお姫様なようです。 (ページ26)

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刀剣が23振りページ26

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『わ、私...人に、触れて...？』

どうして？

検査の時も、

どんなに優しい人でも、

息が苦しくなるから...

絶対に触れられたくなかった。

こちらから触れたくもなかったのに...

『きっと、他の人はダメです...

触れたら息が苦しくなります。

でも主様には、触れても苦しくならないです...』

宏太郎「ふはっ、そうかそうか。

俺から触れても平気か？」

『...や、やってみないと、分からないですが...』

厚「ダメだ！

なぁ、薬研も何か言ってくれ！！」

薬研「...厚、悪ぃ...

Aがあんなに必死に守ろうとする奴、

俺は少し信じてみたくなってな。」

厚「っ...

(俺も、正直...こいつは違うんじゃねぇかって思う、けど...)

俺は...」

薬研「...今すぐに決断することじゃないだろ。

ただ、今は見守ってみるってのもありじゃねぇか？」

『...厚くん、薬研くん...大丈夫です、多分...』

宏太郎「嫌だと思ったらすぐに言え、

それか、斬ってくれても良い。

な、薬研藤四郎、厚藤四郎。」

厚「...そのつもりだ」

皆、心配してくれてる。

それは分かっています。

でも、それでも...

清光兄様たちを手入れしてくれた時から。

...もしかしたらその前から、かもしれないけれど

私は、この人を信じるって決めたんです。

『ふぅ...よし。心の準備はできました。』

宏太郎「...じゃあ、手ぇ出してくれ。」

『はい。』

すると主様はそっと私の手に、

自分の手を乗せた。

宏太郎「...息苦しいか？」

『...いえ。むしろ、暖かくて...

やはり、似ていますね。

私の、1番の主様に...』

そう言った私はどんな顔をしていたんでしょうか。

宏太郎「お、じゃあその1番の主様を超えるぜ？

俺は！！」

『それは、楽しみですね((ｸｽｯ』

すると、廊下から足音がする。

清光「A...？

そ、その手...触れて、大丈夫なの...？」

安定「どういうこと...？」

『清光兄様！安定お兄様！！』

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