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「…Aちゃん、本当にミツのこと大好きなんだね」
「なっ!?」
じっと北山先輩のことをみつめてしまっていたのか、横尾さんに突然笑顔でそんなことを言われて大きい声を出してしまう。
「っな、んで知って…るんですか…?」
「さすが。否定しないんだねぇ」
おおー!と拍手をしながら感心したように横尾さんが言うから、恥ずかしくなって俯く。
「ごめんなさい、」
北山先輩に嫌な思いをさせてしまったかな、そう思いながらちらりと先輩の顔を見る。
「…やめろよ。そういう言い方すんなって。お前もなんで謝んの?」
横尾さんに言ってから、私の方も見て呆れたように言う。
「すいませんでしたぁ。だけど、本当のことじゃんね?」
「…はい、そうですね」
「おまえらなぁ…。」
私と横尾さんを交互にみて、北山先輩が眉を下げて笑った。
「北山先輩……、笑った…。」
それがあまりにも優しい笑顔だったから、つい声に出てしまった。
「…俺だって、笑うわ」
少し恥ずかしそうにする北山先輩を見てから、横尾さんが私をみつめて言う。
「最近ね、やたらと優しく笑うようになったの」
っるせぇ、と隣の北山先輩に肩をゴツっと叩かれながら横尾さんが笑う。
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EM(プロフ) - mgさん» そうだったんですね、嬉しすぎます…!励みになります、ありがとうございます。 (2021年9月19日 2時) (レス) id: 3db90ced5d (このIDを非表示/違反報告)
mg(プロフ) - 私が初めて登録した、お気に入り作者さんはEMさんなんです。また新作を読む事ができて、うれしいです! (2021年9月5日 20時) (レス) id: 4c5f83450d (このIDを非表示/違反報告)
EM(プロフ) - mgさん» またmgさんに読んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます! (2021年9月5日 3時) (レス) id: 3db90ced5d (このIDを非表示/違反報告)
mg(プロフ) - 新作、嬉しいです。これから、とっても楽しみです。がんばってください! (2021年9月4日 5時) (レス) id: 4c5f83450d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:EM | 作成日時:2021年9月3日 20時