【ベイブレードバースト 】狂ってしまった時計 the 2nd day【短編集】

2時…心を蝕んでいく ページ2

俺には苦手な奴がいる。

表面には出さないが心では大嫌いと連呼している程苦手な奴。

A「シュウ君シュウ君。」

それは今絶賛俺に声を掛けているA。

俺はコイツが苦手で嫌いだ。

誰にでも平等には接しようと思うがAには
何故かそう出来ない。

A「なぁシュウさん聞いてます？」

面倒くさいとはこの事を言うんだろう。

「聞いてる聞いてる。」

A「聞いてないっしょ。」

さっさと消えてくれないかと思いながら適当に
話を流す。

早く何処かへ行ってくれないか。

A「じゃあ、もう一回言いますからね？」

「…いい加減にしてくれないか。」

怒りが最高潮に達した、そんな時ある考えが頭に浮かんだ。

「A。」

さっきまで機嫌が悪かったのが嘘みたいなくらい凄い考え。

A「ん？」

「今日の放課後誰にも何も伝えずに俺の家に来てくれ。」

A「別に良いけど…誰にも何も伝えずに？」

「そう、誰にも何も伝えずにだ。」

流石に怪しむか…？

A「…分かった。」

その返事を聞けた瞬間頰が緩んだ。

A「シュウ君…？」

「あぁ、じゃあ放課後な。」

そう言って会話を終了させた。


そして数時間後の今。

目の前には少しソワソワしているA。

普段の彼女じゃないくらいソワソワしている。

「飲み物持ってくるから待っててくれ。」

A「うん。」

キッチンに向かった俺が取り出したのは飲み物
ではなく包丁。

元々これをする為に誘ったんだ。

包丁を握りAが居る部屋の扉の前に行く。

今からやることを考えるとゾクゾクした。

そして何故か同時にAの笑みが頭に浮かんだ。

…？

まぁ良いか。

不思議に思いつつ扉を開く。

やはり何か引っかかるがこの行為をすれば
それも無くなると思った。

A「シュウ君おかえ…ッ？！」

Aの言葉が途切れた瞬間、頭に走馬灯の様なものが流れた。

全てA関連のものだ。

複雑な気持ちが俺の心を蝕んでいく。

そんな気持ちを搔き消す為に急いで目の前を
真っ赤にした。


そして俺の血の色の目からは透明な液体が流れていた。


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更新亀で申し訳ありません！

オマケに意味の分からんネタで…。

えっと分からない方が多いと思いますので少し
解説したいと思います。

シュウ君は好きと嫌いが反転してるんです。

簡潔に説明するとですねそんな感じです。

それと順位、え？

私なんか貰って大丈夫何ですか？！

3時…こんな思いするなら→←1時…素朴な疑問だった

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