22時…大切にしなければ ページ22
気付けばもう6時半、そろそろAが練習
から帰ってくる頃。
「行きますか…。」
そう言って立ち上がる私。
何処に行くかなんて当然決まっていますよ
そう、Aの所。
別に会って話そうとかそんなことでは無く、
ただ、Aを見守るだけです。
6時半といえば暗くなってくる時間、女性一人
は危ないでしょう。
だからAを見守るのです。
だってやっと私を遥かに超えている人物に
出会ったのですもの。
大切にしなければ。
オマケに私を惚れさせてしまった人物でも
ありますしね。
この見守るという行為はつい二週間程前から
やり始めている。
雨の強い時でも、何か用事がある日でも毎日
欠かさず行っています。
そんなことを頭に浮かべながら歩いていると
目的地に到着した。
すると、タイミングが良かったのか私が到着
したと同時にAが扉を開き出て来た。
少し疲れてる顔をしている。
帰りに何か無ければ良いのですけど、…いや
ソレを無くすのが私の仕事の一つでもあり
ますしね。
そう思いながらAに一定の間隔を空けて
ついて行く。
側から見れば気持ち悪いかもしれませんけど、
これはAを守る為の行為です。
何かあってからではしょうがないですし。
しばらくして、人気の少ない場所まで行くと
Aがキョロキョロと辺りを見回し始めた。
そんな姿も愛らしくて思わず頬が緩む。
A「何だろ…最近視線を感じるな…。」
そのAの小さな一言も私は聞き逃さな
かった。
一瞬Aを付け狙っている人でもいるのかと
思ったが、少し考えて私自身だと気付いた。
少し勘付き始めましたか…という感情と、
私の視線を気にしてくださった！という感情が
入り混じって複雑な気持ちになる。
__と、その時Aがクラッと揺らいで地面に
倒れた。
瞬間、私は本能かの様にAの元へ駆けて
行った。
「大丈夫ですか？！A？！」
A「うん…大丈夫…。あとカイルは何故
ここに？」
どうやら疲れが原因らしくAは直ぐに起き
上がり質問を私に投げかけて来た。
当然、貴方をつけていたから何て言える訳が
無いので"たまたま歩いていてAを見つけた
んですけど…"と言った。
Aは"そっか"と言い、私と話しながら
帰った。
そして今はAを家まで見送った後の自宅へ
の帰り道。
少し足取りを軽くしながら口を開く。
「ほらね、やっぱり必要ですよ。」
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カイルさんムズイ(
ラッキーミュージック
ECHO
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美桜(プロフ) - 楽しかった〜〜^^さすがエメラルド様っ！！世界観にひきこまれるんですよね〜〜スゴイなぁ、これからも頑張ってください♪ (2018年11月9日 15時) (
レス) id: 9664f76be9 (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - 庵茱さん» 有難う御座います！あの…遠回しなリクも…有難う御座います← (2018年11月3日 16時) (レス) id: 58f710b6ad (このIDを非表示/違反報告)
庵茱(プロフ) - エメラルドさん» そんなの悲しいですよ！？エメラルドさんの書く自傷型ヤンデレのフブキくんが見たいと思っているのに……！ (2018年11月1日 1時) (レス) id: 9800e8bbba (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - 庵茱さん» その様なことを言って頂けてとても嬉しいです！いやー、リスナーさん居なかったらもう失踪してるかもしれないですw← (2018年10月27日 20時) (レス) id: 58f710b6ad (このIDを非表示/違反報告)
庵茱(プロフ) - DVシスコくんめちゃめちゃ好きです！！！書いてくださってありがとうございます！！ (2018年10月26日 2時) (レス) id: 9800e8bbba (このIDを非表示/違反報告)
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