【ベイブレードバースト】狂ってしまった時計【短編集】

24時…今を大切にしよう ページ24

ずーっと、手に入るとは思ってなかった。

遠い存在のAを手に入れられる機会と知恵
が無かったからだ。

でも今じゃAは隣に必ず居る存在。

何で最初からこうしなかったんだろう。

そうすればもっと早くAを手に入れること
が出来たのに。

けれどAの笑顔を見ればそんなことも
どうでも良くなる。


過去はどうでもいい、今を大切にしよう。


そういう考えが出来る様になったのもAを
手に入れてからだ。

多分今の自分にはAが必要不可欠。

あの笑顔を見れば幸せになれるし、あの瞳を
見つめるだけで日頃の疲れが吹き飛ぶ。

嗚呼、自分がどれだけAに依存しているか
分かるな。

そんなAと今日も会う約束をしている。

別に遊びに行く訳でも無く、練習を一緒にしに
行く訳でも無い。

ただ顔が見たいから会いに行くだけ。

それからAに会いに行こうと歩いていると
見慣れた後ろ姿を見つけた。

ふと声を掛ける。

人違いなど絶対にしないという謎の自信が
あった。

声を掛けると予想通り、今一番会いたかった
人物だった。

A「え、あ、よっ！」

突然声を掛けたからかビックリした様で変な
声が出たらしい。

そういうところも可愛いと思うのだから重症
なんだろう。

それから"顔が見たくなったところだった"と
伝えると少し照れ臭そうにして話を変えられた。

別に付き合っているわけでは無い。

ただの友達…でも自分はそれ以上の関係を
欲しい。

それは、もっとAと一緒に居たいという
願望からだろう。

しばらく二人で並んで歩いているとAの家
が見えてきた。

Aと話していると時間が進むのが早い。

充実しているからだろうけど、それはそれで
寂しい。

家に上がる気も無いのでそのまま帰ることに
した。

A「ん、じゃあまた明日…？かな。」

少し疑問系にするのもAの可愛いところ。

「うん、じゃあまた明日。」

A「またね〜。」

そう言うと笑顔で返してくれるA。

そんな可愛いらしい姿を見ながら自分の家へ
帰って行った。

あの様子を見る限り、仕組んでいたことには
気付いていないな。

罪悪感…なんて物は無い。

今まで他人だったAとこんなに早く
近付くのにはそのくらいしょうがないと思う
からだ。

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へーい、御察しの通りこれはランダムで
当てはまります！

てか24時まで行きましたね。

じゃあ、また番外編するので！←

25時…自問する→←23時…胸が熱い

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