１小節目 ページ4
＿＿＿
快晴
桜がひらひらと舞い踊る
映画のワンシーンのような日
gr「この中に吹奏楽部員だった男子はいないか?」
グルッペンと新2,3年男子吹部メンバーは、今日入学する新入生に問いていた
gr「いるのであれば、手を挙げてほしい」
そう、グルッペンが言うと、数名の手が挙がる
gr「よし、手を挙げた8名はこちらに来てくれ」
副部長のらっだぁとぺいんとが近くにいた先生に話をつけ、部員たちの輪に戻る
gr「新入生の諸君、まずは入学おめでとう。これから君達には我々と一緒に演奏してもらう」
驚きの声と困惑の声があがったが、ぺいんとの声によりそれはなくなった
pe「付け足すと、入学式で歓迎演奏があって、それに君達が出るって事なんだけど。伝わる?」
少しの沈黙の後に、1人の1年生が話し出す
??「歓迎演奏に俺らが出て、新入生と在校生の交流をする感じっすか?」
pe「あ〜そんな感じ! ま、取り敢えず演奏したら良いんだわ!!」
??「楽器はどうしたら…」
gr「その点は問題ない。その前に、君達の担当楽器と名前を聞こうか」
部長がそう聞くと、じゃあ、と答えていく
Na「中村水季です! えー担当楽器はアルトサックスでした!」
syp「あ、俺もアルトサックスです。平戸翔飛っす」
ci「クラ全般、やってます! 千野新一でーす!」
Br「小金赫人で〜す。フルートやってま〜す」
shk「緑山大樹です、チューバやってました」
ki「蒼井時哉です。担当楽器はホルンでした」
kr「えー黄楊達也です。パーカッションでした」
沈黙
gr「最後、君の名前と担当楽器は何かね?」
沈黙
ru「小緑千隼です、パーカッションで鍵盤やってました。でしょ?」
mi「ｵｹ」
gr「了解だ。同じパートのやつらは、1年生に楽器を選ばせろ。空いてるやつは、楽譜の確認だ」
やはり高校生にもなるとスムーズに事が進むようで、楽器も決まり、楽譜も渡された
ku「これから入学式が始まるまでの1時間で曲をパッと仕上げてほしい。音出しもいいからね」
コンサートマスターであるクロノアの言葉により、8名が練習を始める
その表情は、緊張感と不安、そして楽しみであふれていた
bd「というか、上手くね?」
co「それな〜」
pe「レウさんは、小緑君?とは中学で一緒だったの?」
ru「そうですね。らっだぁときょーさん、コンちゃんもです」
gr「ふっ、今年も楽しくなりそうだな」
1年生が必死に練習する中、先輩らは雑談をしていたのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
