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序奏 ページ1
＿＿＿＿＿＿＿
“夢咲高等吹奏楽部”
全国大会金賞の強豪校
そんな吹奏楽部の中でも伝説となった、最高の代があった。
全ては、金賞を取るために
全ては、友と奏でるために
全ては、音を楽しむために
彼らは、奏で続けた
“今日からここで演奏できる!!”
“日本の吹奏楽部、楽しみ〜”
“どんぐらいのレベルなんだろ”
“ついていけんのか…?”
“取り敢えず、入部だな”
“ここで俺は、活躍するんだ!”
“今年の1年は、豊作だな”
“最後まで楽しむんや”
“最後の1年が始まるんよな”
“初の後輩やなぁ!!”
“後輩が増えるのは相変わらず慣れないな”
“僕の音で皆を魅了するんや”
“俺んとこ、後輩来るんかな”
“今年はどんな成長を見せてくれるんやろか”
“ちっこい1年生、入ってきてくれへんかなぁ”
“どんな演奏をさせてもらえるんかな!”
“新入部員にもしっかり気、回さんとな”
“今の時間を大切にしないとですよね”
“入部したら、すぐ先輩と演奏できるんかな”
“高校では、絶対コンクールに出るんや!”
“ちゃんと仲良くなれる、よな?”
“やっと一緒に演奏できる”
“俺ら、最後の1年なんやな”
“後輩来るんでしょ!? 緊張してきたぁ”
“完全に俺らの代なんだよね”
“えぇ、俺、大丈夫かなぁ”
“めちゃくちゃ上手い1年が来たら、どうしよ?”
“皆の音をまとめられるようにしなきゃ”
“後輩にめちゃくちゃ教えるぞ〜”
“先輩と後輩に板挟みになるのって怖ぁ”
たくさんの思いを胸に
彼らは奏で続けた、
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