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ガチャ…
『あっ、お母さん!』
母「あら、抱っこされて来たの?私の可愛い坊や。 こっちにいらっしゃい」
『えっへへ//』スルッ
フロイド「あっ!Aが母さんに取られた!」
リビングへ入るとちょうど夕食の準備を
していたお母さんがいた
声をかけると優しく微笑み両手を広げ
"いらっしゃい"なんて言うもんだから
嬉しくて兄ちゃんからスルッと抜け出しお母さんに抱きついた
母「取ったなんてひと聞きの悪い。我が子を抱きしめることの何が行けないの?」
フロイド「じゃー、俺は?」
母「あんたは、イヤよ。大きいんですものそれに可愛げがないわ」
『フッフw 』
フロイド「何それ?酷くない?ってかA笑ったな?こうしてやる!」グイ!
『イッ! いっひゃいよ にひぃちゃん』
お母さんと兄ちゃんの会話が面白く
つい笑ってしまった
それを見た兄ちゃんは僕のほっぺたをグイ!っと
引っ張った
母「こら、辞めなさい。可愛い顔に傷でも…って!貴方この赤くなった頬はどうしの?!
まさか、フロイド!貴方がやったんじゃないでしょうね」
フロイド「はぁ?違ぇーしAが自分でほっぺた叩いてたし」
あっ、ヤバい…さっきのだ
『ほ、ホントだよ。兄ちゃんはやってない』
母「なんで、また… とりあえず冷やすからおいで」
『大丈夫だよ、お母さん』
母「万が一何かあってからじゃ遅いの!」
ビック! 『ごっ、ごめんなさい…』
そう言ってお母さんは、氷を取りに行った
母「ほら、顔を上げてちょうだい」
そして、すぐに氷を持って戻ってきた
どうしよう…お母さんの顔を見れない
まだ、怒ってる?それとも悲しい顔?
要らない子なんて言わちゃう?
イヤだ、そんなのはイヤだ!
早く!早く顔を上げないと…
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作者名:はな | 作成日時:2020年9月7日 12時