リーチ兄弟の弟 (ページ11)

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父「さっ、薬も飲んだことだ。Aそろそろ寝なさい」

『えーヤダ！もっとお父さんとお話がしたい』

父「明日は、久しぶりに休みを貰った。Aとお出かけでもしようと思ったんだがな…」

『本当！出かけしたい！』

父「あぁ、本当さ。でも、身体をゆっくりと休めなければいけないよ？」

『今すぐに寝る！』

父「なら、今日は、一緒に寝ようか」

『いいの？！早く行こ！』

そう言ってお父さんの腕を引っ張る

『兄ちゃん達！おやすみなさい！』

ｼﾞｪｲﾄﾞ「おや、もう寝てしまうのですか？」

ﾌﾛｲﾄﾞ「親父、早くね？」

父「明日は、久しぶりにお出かけをするんだ」

ﾌﾛｲﾄﾞ「ふーん、でもさぁーA」

『なに？』

ﾌﾛｲﾄﾞ「明日アズール来るけど…どうすんの？」

『あっ！そうだった…』

明日は、久しぶりにアズールさんと遊ぶ日なの忘れてた…でも、お父さんとお出かけ…
どうしよう…

シュンっとしている僕に対してお父さんは
大きな手を僕の頭にポンっと優しく置くと

父「そうだったのかい？なら、アズール君と遊んだ後にお出かけをすればいい」

『いいの？』

父「あぁ、もちろん」

優しくニッコリと笑顔を見せてくれたお父さん

ｼﾞｪｲﾄﾞ「良かったですね」ﾆｯｺﾘ

『うん！おやすみなさい』

ﾌﾛｲﾄﾞ、ｼﾞｪｲﾄﾞ「おやすみぃー/おやすみなさい」

ｶﾞﾁｬ…

父「A」

『ん、なに？お父さん』

扉を開けてすぐにお父さんに呼び止められた

父「先に行ってておくれ、すぐに行くから」

『うん、分かった！』

ﾊﾞｯﾀﾝ…

スぃーっと自室に向かいお母さんにもおやすみを伝えベットに潜り込んだ

そしてしばらくすると

ｺﾝｺﾝ…ｶﾞﾁｬ

父「待たせたね。さぁ、一緒に寝ようか」

『お父さんと寝るの久しぶりで凄く嬉しい！
ねぇ、本読んでよ』

父「あぁ、いいぞ」

そう言ってお父さんは、本を読み始めた
読み始めて５分後くらいになると
眠そうな顔をして頭をコクリコクリっと船を漕ぎ始めたのに気づいたお父さんは

父「今日は、ここまでにしようか」

『んっ…』

僕に布団をかぶせてトントンっと優しく
叩いてくれた
それがとても心地よくすぐに夢の中へと入っていった

父「なにがあっても守っていく。何処があってもAは、僕達の自慢の息子だよ」

そんなお父さんの言葉を聞くこともなく…