若社長と演技派お嬢☆4 (ページ18)

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＊どうしようページ18

Aside

良かった、それなりに疲れてて。

そうじゃなかったら眠れてないかも。

～♪

A「………」

ﾋﾟｯ

A「もしもしー、おはよー」

「おはよー♪」

A「なに、また遅刻しそうなの？(笑)」

「うん、ごめん(笑)」

「30分遅れるー」

A「公演ギリじゃない？大丈夫？」

「それは大丈夫！なんなら席で待っててくれていいから！」

A「はいはい、なんでもいいけど気をつけて来てよ？」

2ヶ月前から一緒に行こうって誘われてた宝塚の月組公演。

10時半開演のその舞台に友達は間に合ったけど

忠義くんから電話はなかった。

カッコいい月組のトップが出てきても浮かぶのはイケメン若社長で

昨日はどこで何してたんだろう、

あの部屋に違う女の人といたんだったらどうしよう、

このまま連絡来なかったらどうしよう、

そんな事ばっかり考えてた。

「はぁ～～～♪」

「もう最高だったぁ～♪」

A「そうだね…」

「観たでしょっ？あのオーラ！」

「何ヶ月も待った甲斐あったわ～♪」

A「…うん、ほんとにね…」

「なにー、どうしたの？」

「あぁ、初めての宝塚にやられちゃった感じ？(笑)」

A「そう、そうなの(笑)」

A「迫力あってびっくりしちゃった(笑)」

「分かる分かる♪」

「これがクセになるのよー♪」

「ぁ、そうだ。電源入れとかなきゃ。」

A「そっか、私も…」

A「………」

忠義くんから 3回もかかって来てるっ

A「ごめんっ、電話してくるっ」ｶﾞﾀｯ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ

ﾌﾟﾙﾙﾙｯ

大「っもしもしっ」

A「忠義くんっ、」

大「ホンマにごめんっ」

A「ごめんなさいっ」

大「……ん？」

A「……え？」

大「…なにに謝ってんの？」

A「え…、だって…」

A「3回も電話くれたのに出れなかったから…」

A「友達と宝塚観てて、それで…」

大「…なんやぁ…、それでかぁ…」

大「俺、昨日 Aからの電話もLINEも夜中の2時に見て…」

大「そんな時間やから返すことできひんくて…」