エイッティーノ国王☆4 (ページ20)

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＊第百二十五話ページ20

彼は夕方になっても帰って来なかった。

大「15時には絶対帰る言うてったんですよっ？」

大「あのおっさん、時間はちゃんと守るタイプのおっさんですよっ？」

横「あいつに限ってなんもないとは思いますけど…」

すば「Aがその辺様子見に行っとる。」

亮「あと 1時間待っても帰って来ぃひんかったら捜索隊出します。」

丸「信ちゃん…、なんかあったんやろか…」

安「だ、大丈夫やんなぁ、てんてんっ」

天「ｱｰｰｰｰ」

ｼｭﾝｯ

A「報告いたします。」

丸「Aっ」

A「西の森にて村上以下5名を発見。」

大「はぁ～～～、良かったぁ～～～」

すば「そうか…」ﾎｯ

A「ですが全員負傷しているため自力で城に帰るのが難しいもよう。」

安「えっ、ケガしてるんっ？」

A「特に村上は…」

横「なんやっ、ヒナがなにっ？」

A「肋骨が折れ、出血も。」

安「出血っ？」

A「それは鼻血だけ。」

すば「A、捜索隊が行くまで守ってろ。」

すば「亮、行ってくれるか。」

亮「すぐにっ」

大「俺も行くっ」

丸「俺もっ」

横「みんなで行っても意味ないっ」

横「大倉もマルもおとなしゅう待っとけ。」

A「丸山、水と酒。」

丸「はいっ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ

A「…すばる様、」

すば「なんや。」

A「申し訳…ございません…」

すば「お前のせいやない。」

すば「はよ行け。」

錦戸の捜索隊が到着した時、まさかの光景が広がっていた。

村「わははははははっ(笑)」

村「いやー、ホンマ生きてるって最高やなっ♪」ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ

「村上さまっ、そんなに飲んでは傷にさわりますっ」

村「アホかっ、消毒や消毒っ」

村「内から外から消毒したらこんなもん明日には治っとるわっ」

村「それにしてもええ酒持ってきてくれたなぁ、A♪」

A「丸山がコレにしろと。」

村「あいつもたまにはええ事するんやなぁ(笑)」ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ

亮「……なにしてんの。」

村「おー、亮！」

「村上さまっ」

「ご無事ですかっ」

村「当たり前やろっ、俺やぞっ」

亮「…なんかいらつく…」