すりこみ☆4

＊拾われました115 ページ25

氷結 片手に すぐ 行ったら どうも彼氏さんと ケンカしたらしい。






泉「別に 女の子が いたって ええねんでっ？」




泉「それ 隠してたことに 腹立ってんねんっ」




A「ぁー、やましい事なかったら 最初から 言うてくはずや、と。」




泉「そうっ」




A「んーーー」ｸﾞﾋﾞｯ




泉「どう思うっ？」




A「あたし 恋愛経験が ほぼないもんで、説得力に関しては 自信ゼロですけど、」




A「修志さんが なんも ない 言うんやったら、今度からは ちゃんと 言うてってね、で 丸く 収まるんちゃいます？」




泉「……マジで？」




A「ぇ、だって 女の子が おるってのを 言うて行かへんかった事に 腹立ってるんでしょ？」




A「そしたら 次からは そこ言うてって欲しいな〜って かわいく 伝えたら終わりやないの？」




泉「…Aちゃん…、ドライやね…(笑)」




A「いや、あたしみたいなもんが 意見して ホンマ 申し訳ないんですけど。」




泉「…んーん、その通りやわ…」




泉「そっか…、そうやね…ぅん…」






あれ、いらん事 言うたかな。



経験値 少なすぎて どうフォローしてええか 分からんかったから 思ったこと 言うてもうたんやけど。






泉「ちょっと 電話してくるわ。」




泉「冷蔵庫ん中 勝手に 出して 飲んでね〜」






…泉さんの部屋 女子っぽくて かわいいなぁ…


あたしも 壁に なんか おしゃれなもん ぶら下げたら ええのかな。



あんま ごちゃっと すんのは 好きやないし…



でも おしゃれな部屋って 言われたい。




…誰にやねん。







泉「Aちゃん…」




A「ぁ、どうでした？修志さん。」




泉「ぅん…、それがさぁ…」




泉「さっきAちゃんが 言うてくれたみたいに あたしなりにかわいく 伝えたんよ。」




A「うん、それでっ？」




泉「…今から 来るって。」




泉「めっちゃ かわいいから 今すぐ 会いたくなったってぇ〜♪」




A「……やった！」




A「やった やったっ♪」




泉「ありがとー♪Aちゃんの おかげー♪」ﾑｷﾞｭｯ




A「とんでもないっ」




A「小生意気なこと 言うて 逆に すいませんっ」




泉「そんな事ないてー♪」




A「じゃあ あたし 帰りますねっ」




泉「ごめんね、あとで また ゆっくりねっ」

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