＊66話 ページ6
村上side
たつが一発で仕留めた。
少し端の方にデカいおばはん 寄せて
車に戻ろうとしてんけど
安「A、帰るで？」
『………』
大「…下りといで？」
村「さっさと行くで？見られたら厄介やからな。」
『………』
大「ほら、おいで？」
たつが手を伸ばすけど、その手をつかむのを ためらってるような感じのA。
暗くてよう見えんけど、何かに怯えてるような…
安「A、帰ろ？帽子ん中 入る？」
『………』
ｽｲｰｰｰｯ
ｼｭﾙﾝｯ
村「…よし、行こ。」
大「…ん…」
今回は余裕やった。
ま、おばはん1人殺るのなんか簡単やからな。
ただ、気になるのはAや…
大「A…？」
『………』
安「どないしたんよ…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
『…ﾊﾞｹﾓﾉ……』
村「は？」
『…ｵﾓｲﾀﾞｼﾀ』
大「何を？」
安「ちゃんと話してみて？」
『………』
ｼｭﾙﾝｯ
『…200年くらい前、まだ私が小さかった時…』
大「…おん、」
『仲良くなった子がいたんです。男の子と女の子の。』
安「200年前って…、ちょんまげ時代…？」
村「そう…かな、分からんけど…」
『毎日のように遊んでて、朝から日が暮れるまで…毎日…』
大「…うん、それで？」
『ある時、崖の近くで遊んでて 女の子が足をすべらせて落ちちゃったんです。』
村「ガキだけで んな危ないとこで遊んでるからや。」
安「Aが助けた…？」
『…その頃はまだ 力も弱くて、自分と同じくらいの女の子を持ち上げるのだけでフラフラで…』
大「助かったんや…、良かったなぁ…」
たつのその言葉に、またAの顔が曇った。
『…私、必死でした。この子を助けなきゃいけないって。それで やっとの思いで崖の上まで連れ帰ったら…』
安「……おん。」
『……化け物！…って…』
村「…誰が言うたん？」
『……2人とも。仲良しだと思ってたのに…、友達だって 思ってたのに……』
大「…辛かったな…」
安「子供やから…、思った事 すぐ言葉にしてまうんやわ…」
村「んでもキッツいな…」
『…私、化け物なんです。吸血鬼の中でも猫になれるのなんか私だけっ』
大「A…」
『人間から見ても 吸血鬼から見ても、誰から見てもっ…私…化け物……だから…』
声が震えてた。
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かほ(プロフ) - 亜月さんの過去の作品も見たことあるんですけどこの作品も過去の作品も最高です！ これからも応援しているので頑張ってください(^^) (2014年7月31日 5時) (
レス) id: 0b2a8aafe0 (このIDを非表示/違反報告)
梁気出方∞ヤンキーデカ - 分かるよー（＾−＾）すばるくんの名言はで、泣いてたもん（＾−＾） (2014年5月30日 17時) (レス) id: 0469cd67a9 (このIDを非表示/違反報告)
きよりん(プロフ) - 亜月さん» 今 起きやしたっ！ (2014年5月30日 6時) (携帯から) (レス) id: 3d16131894 (このIDを非表示/違反報告)
亜月(プロフ) - のんさん» 満喫したまえっ。やる事やって、抜くとき抜く！ (2014年5月29日 23時) (レス) id: 2c25b3ada0 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 亜月さん» ビバ！青春〜♪ (2014年5月29日 23時) (レス) id: 0516ea510d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜月
| 作成日時：2014年5月13日 16時
