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4話 ページ5

は、人質?一颯先生は頭でも打ってしまったのか…





そんなことを考えていると静寂だった空間にまばらに笑いが生まれてきた。





クラスのほとんどが笑ってしまったころに





「ぶっきー、すべっちゃったねー」





「卒業式前だから浮かれちゃったんだよね、いいよいいよ、そういうぶっきーもきらいじゃないよ」





と香帆ちゃんと鈴音ちゃんが言った。





でも私はこれが一颯先生のギャグには見えないし、逆に真剣に見えた。





「ねぇ、卒業に関わる重要なことってこれ?

これのために全員出席するように呼びかけたの?」




キレたような唯月の声。





「そうだよ。

卒業する前にみんなと一緒に解決しておきたい事があって」




唯月に反してとても落ち着いた先生の声。





「んだよ、なら家で寝とけば良かった」




「あほらし」




先程来たばかりの石倉くんと甲斐くんがそう言い、鞄を持ち帰ろうと後ろのドアを開けた。まあ開けたというより開けようとした。





そうだ、ドアが壊れちゃってるんだっけ。私は呑気にそんな風に考えていた。





「扉は開かないよ

特殊な鍵をかけたから」





またもや落ち着いた一颯先生の声。





さっきから先生には違和感ばかりだ。1年生の頃から美術部で教えてもらってるのに初めて会ったような一颯先生ばかり。





そう、まるで朝の一颯先生のような。





そんな事を考えているとイラついた甲斐くん達が先生に近づいていった。





甲斐くんと先生とか危ないんじゃないとか思っていたら甲斐くんがコテンパンになっていた。





そして次々と生徒を倒していく。






え、え?先生運動は嫌いって言ってたじゃん?なんでそんな強いの?





「ぶっきーってザコキャラじゃなかったんだ」





「こう見えて昔はアクション俳優を目指しいたんだ」




そう言う先生と目が合った。

何か言いたげな先生の目。




数秒見つめ合ったけど、今の先生が何を考えてるのか全く伝わってこなかった。

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玄ちゃん(プロフ) - *てんぷる*さん» いえいえです〜(*´ω`*) 更新楽しみにしてます(o・ω・o) (2019年1月26日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
*てんぷる*(プロフ) - 玄ちゃんさん» 教えて頂きありがとうございます!ただ今訂正しました。 (2019年1月25日 21時) (レス) id: 7689a62089 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 夏帆ではなくて香帆ですよ。 (2019年1月25日 20時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*てんぷる* | 作成日時:2019年1月24日 23時

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