【REBORN!】迷妄少女と小世界

【２-１】　知らない場所 ページ5

頭がぼぅっとする
体が動かない

それでも無理やり動かそうとすると、体中痛みが走った


「………っ」



特に腹部と左腕、首が物凄く痛い




「自殺は失敗…したのかなー」



自嘲気味に呟きながら、とりあえず自分で体を支えながら何とか起き上がる


そして周りを見渡すと、そこは明らかに異質な場所だった

床は白黒のブロックチェック
明かりが一つもなくて、暗くて周りは何も見えないのに、自分の姿などははっきりとわかる


ちなみに私が寝ていたのは病院にあるような真っ白なベッドだった




「変な場所だなー」



直感的にそう思った
私は何だか変な気分になってきて、痛む体を無視してベッドの中で丸くなる



すると、







「変、とは失礼だな」



いきなり頭上から声が聞こえてきて、慌てて飛び上がろうと…した
けれど体中に鋭い痛みが走り動けなかった




「い……っ」

「痛いのは当然だろう。動くな」




うずくまりながら何とか目だけ声の主の方へ向けると、そこにはありえない人が立っていた

可笑しい、だって、何で。









・









・









「チェッカー…フェイス？」






私の大好きな漫画のキャラクターが立っていたのだから。

【２-２】　違う世界→←【１-３】　同じ日、同じ場所で

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す