そばにいさせて～changmin～ (ページ2)

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まさかの出会いページ2

『おー！ごめんな、待たせて。』

部屋に入るなり、チーフマネージャーの篠崎が2人を見て手をあげる。

一緒に入ってきた彼らのマネージャーらしき男性は、お待たせして申し訳ありませんと頭を下げている。

『いえ、そんな！お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。』

Aたちも慌てて頭を下げる。

『今回はこの2人がメインで進める。西野と佐藤だ。』

『担当させていただく西野です。宜しくお願いします。』

『佐藤です。宜しくお願いします。』

『悠太、こいつらに任せとけば大丈夫だから。』

そう言いながら席に座るよう促す篠崎と

『三橋です。宜しくお願いします。』
『凌さんがそう言うなら安心ですね。』

と向かいの席に着く三橋は、どう考えても今日が初対面ではない。

『あの、お二人は以前にもお仕事されてるんですか？』

『おー。これから来る2人とも一緒に、10年前に1度な。』

実は2人が大学の先輩後輩だとも分かり、やり取りの謎が解けた。

今回のイメージモデルの件は、篠崎が直接、三橋に話を持って行ったらしい。

急に言われて大変でしたという三橋はそれでも、凌さんのお願いは断れないですよと笑っている。

『すみません、でんわがながくなって！』

そんな話をしていると、バァーンとドアが開いた。

勢いよく入ってきた男性と、その後ろから静かに入ってくる男性を見て、Aは一瞬フリーズしてしまった。

え…うそ…

電車、駅、バス、本屋。

テレビ番組、CM、大型ビジョン。

毎日と言っていいほど見かける彼らが、その本物が、いま目の前にいる。

『はじめまして！東方神起のユノです。』

『はじめまして。東方神起のチャンミンです。』

そう挨拶する2人を、あーやっぱり本物のほうがかっこいい…と思いながら見つめてしまった。