一騎打ち ページ18
ブルージャムは、ポルシェーミもまたエースという
かまをかけて聞き出すことにした。
『そのポルシェーミさんっていう人がどうかしたの？』
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「まだ金を持ってこねェんだよ。
まあ、金持って逃げ出してはねェだろうけどよ！」
感情が昂ったのか、ブルージャムは剣を慣れた手つきで抜き、甲板部に思いっきり突き刺した。
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「おれァ今、虫の居所が悪いんだ。
さっさと消えろ」
そう言うと、躊躇うことなく銃口をこちらに向けた。
パンッ
無機質な音が空を駆けた。
銃弾は見事私の心臓部分を貫通したが、残念ながら私に物理敵攻撃は効かない。
『ふふっ。効かないわ、"水"だから…！』
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「お…おま！！
能力者なのは知ってたが、まさかロギアか…！」
『そうよ』
私が頷いたのを確認すると、ブルージャムは引き攣った表情で言葉を紡いだ。
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「…今回ばかりは一旦引こう。さっさとこの船から降りろ！」
『じゃあ、お言葉に甘えてそうするわ』
彼に背を向け船から降りようとするも、背後から複数の殺意を感じる。
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「油断したなァ！！！死ねぇ！！」
船長の言葉を合図に、先程逃げていった手下たち数人が襲いかかってきた。
『桜吹雪』
"春山"をもって、風で舞う桜吹雪のように優しく斬る。
「ぐはぁっ！！！」
一番に斬りかかってきた三人が血を流しながら倒れた。
『なんか言った…？』
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「いや、何も言ってねェ…」
再び背を向け船の梯子部分に足をかける。今度は背後から殺意は感じられない。
無事再上陸するも、既に日は傾いてきている。
どうやら袋に入れられた後気絶させられていたようだ。
『あー、もう！！どうしよう…
ルフィー！！！！どこなのー？』
大声で彼の名を呼ぶも、もちろん返事はない。
グレイターミナルまでひたすら走り続け、そこへの到着と同時に、手当り次第に小屋の扉を開け始めた。
そして、事件が起きたのは、四軒目の小屋に訪れた時。
『失礼しま…って、骸骨！？』
返事を聞く前に扉を開くと、人間の頭蓋骨が転がり、足に当たった。
『いやぁぁー！！！
ごめんなさいっ、お邪魔しました！』
そのまま勢いに任せて扉を閉め、小屋と反対方向に一目散に走った。
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
