ブルージャム登場 ページ17
檻の鉄格子も同様に破壊して甲板に出ると、下っ端とみられる数人が刀を振り回してこちらに向かってきた。
｢こいつ！！
もう手錠を外してやがる！ブルージャムさん呼んでこい！！｣
『あれ、塩がついた鉄製の手錠だったから簡単に外せたの！
次は海楼石にするといいわ！』
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「フッフッ、おまえ頭いいんだなァ！
俺の船に乗らねェか？今までのことは水に流してやる」
『嫌よ』
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「そうか、まァいい。
で、さっきの話だが、正確に言えばちげェ。
手錠は使わねェ時は海に浸してんだよ。そしたら海の成分を吸収するだろ？」
『どうでもいい、そんなこと。
それで、ルフィはどこ？』
ブルージャムに話しかけたつもりだったが、下っ端のまとめ役と思われる男が口を開いた。
｢ルフィ？誰だそれ！
まあ知ってても、ブルージャムさんはお前には教えねェよ！」
『知らないなら用はないわ』
遠距離攻撃をするために相手から距離を取ると、何を勘違いしたのか、さらに近づいてきた。
｢そうやって逃げてばっかりだったら、触れることすら出来ねえぞ？
ガキはやっぱ口だけだな｣
勘違い男がそう言いながら剣を振りかざすと、周りにいた部下たちが大声で笑い、彼を鼓舞した。
「さすがっす、兄貴！」
「こんな生意気なガキさっさと殺っちゃってくだせェ！」
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「おい、お前ら…」
『どうかしら。あなたたちと話してても無駄そうね。
シュゥと音を立てて手から霧が吹き出した。周囲から私は全く見えないだろう。
｢く、クソっ！！視界が霧で遮られた！！｣
濃霧のため私からも敵は見えないが、船全体がギリギリ見聞色の覇気の範囲内にある。
それを確認すると、続けて攻撃に出た。
『
周囲に散在していた水が棘になって空気中を舞った。
｢何だこりゃ？！
受けてるのは水なのに血が出るし痛ぇ！！｣
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「待て！部下には手ェだすな。
俺が一人で相手してやる」
彼の提案に、私は周囲の霧を晴らした。
ﾌﾞﾙｰｼﾞｬﾑ「ポルシェーミもそうだが、どいつもこいつも使えねェ。
こんなガキ一人に手こずらせやがって」
周囲の視界が開けたと同時に、ブルージャム以外は蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
