【東海オンエア】 hey girl !

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Aside









今でこそ、2人でどこかへ出かけたり、 何でも話すことが

できる関係だけれど 、正直高校時代はというと

そこまで仲が良いわけじゃなかった。





高2で初めて 、てつやととしみつと同じクラスになって

そこで2人に出会ったわけだ。

てつやとはすぐに仲良くなった。なんとなく波長があった。



けど、としみつにはどこか一線をひかれていて

当時の私は "絡みづら" なんて思っていた記憶がある。



そんな時、隣の席になった。

どうにかして仲良くなろうと話しかけようとして、

好きなうたを聴いてみた。すると、としみつは"俺の青春"と

言いながらさっきの歌を教えてくれた。





まあ、それ以上の発展はなくて、私がちょっかいをかけても

としみつは無反応だったり 素っ気なかったりして、

しっかり仲良くなったのは東海に入ってからなんだけども。









「 あれだけ私を避けまくってたとしみつが 、

私を誘ってご飯に行くようになるんだから

人生わかんないね 」




としみつ「 俺避けてた？ 」




「 そりゃもう。話しかけても目は合わないし 」




としみつ「 接し方が分からんやん 」




「 かわいかったからなぁ、あの頃のとしみつ 」









口数の少ないとしみつをいじるのは 、楽しかった。



少し距離を詰めればしっかりと1mの半径をとって

離れるとしみつが可笑しくて 何度追いかけまわしたか。



坊主でかわいかったんだ。

いじりがいのある男の子だった。









「 そんなとしみつも 今じゃスーパーモデルだもんね

インスタ見ましたよ〜、 」




としみつ「 いじってんなぁ 」





「 ううん、正直にカッコいいと思った 」









素直に感想を伝えれば、嬉しそうに口角をあげて

あからさまにニヤニヤする。



分かりやすいなぁ、昔から。









としみつ「 俺は、Aがモデルの仕事してるの見て

やりてぇってなったんだよね。

ジンくんとかと撮ってるのが俺だったら、って 」





「 何それ嬉しいんだけど 」





としみつ「 ニヤけすぎ 」





「 としくんも 」









窓に反射して映った私の顔は確かに 、だらしないほどに

ニヤけていた。

同じように としみつもね。









としみつ「 頑張るわ、Aと撮れるように 」




「 私も。 としみつに負けないように 」

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