私は先生の特別になりたい (ページ27)

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★ ページ27

相「まずいな…

このままだとAがもたない」

ミ「もう少し近づければ私が眠らせられるのに」

ブ「これ以上近づくのは俺たちでも危険だぞ

どーするイレイザー」

相「っ…」

▶▶▶▷▷▷

あ「私もヒーローになれるかな」

あ「私みたいに無理やりヴィランにされて苦しんでる人とか

助けてあげたいんだ」

あ「相澤先生！」

▶▶▶▷▷▷

相「止めてやるしかないだろ」

そう呟いて俺は1人竜巻の中へ入っていった

ミ「！？ちょっと危険すぎる…っ！！」

ブ「！？待てイレイザー！！」

A「相澤先生！？」

高「っ！！」

相「っ！！ぐっ…」

視界が悪く身体中に激痛が走る

それでも目を閉じずに必死にAを探す

あ「うぅっ…うわぁぁ！！！」

相「！A！？」

唸り声や叫び声が聞こえそちらへ必死に向かうと

ようやくAの姿を見つけた

相「おいA聞こえるか！！」

あ「やめてっ…オールフォーワン！！

返して！！」

問いかけには全く答えられていない

Aには俺は見えていなかった

暴れるAを強く抱き締め俺は耳元で名前を呼んだ

相「A。俺だ。大丈夫、落ち着け」

そして自分の額をAの額にくっつけて

言い聞かせるようにそれを繰り返す

その時…

あ「相…澤…先生…？」

かすかに呟いたのが聞こえ

すぐにAの表情を確認すると

その目はしっかりと俺を捉えていた

そこで俺は個性を発動する

そこでやっと暴走した力が止み…静かになった

あ「せ…んせ…ごめ…ん」

力なく笑うとそのままAは意識を失う

俺はそんなAを優しく抱き締めた