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☆ ページ28
私の攻撃がオールフォーワンに全く届いていないことが
悔しくて悲しくて
走っても走っても間の距離が縮まらなくて…
あ「やめてっ…オールフォーワン！！返して！！」
と叫ぶとただただ笑うオールフォーワン
それが絶望的で
私はその場に蹲り頭を抱えて泣き叫んでいた
しかし……
ｷﾞｭｯ
誰かの温もりを感じ顔を上げると
優しい表情の相澤先生が立っていて…
耳元で大丈夫だと呟いた
そのまま私の手を取り立ち上がらせてくれる先生
ひとりじゃないよと言ってくれてるようで
そこから真っ暗だった周りに光が差し込んだ
あ「相…澤…先生…？」
そう呟くと今度は目の前にボロボロの相澤先生
目が合った先生は安心したような泣きそうな顔をしていた
すると髪を逆立て個性を発動する先生が見え
ようやく私は今、暴走していたのだと思い出した
先生のおかげで個性が止まり
それと同時に全身に鋭い痛みが走る
意識を失う前に私は先生にごめんと呟いた
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作者名：きい | 作成日時：2022年7月16日 8時
