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心配 ページ35

あ「ん…」




どのくらい気を失っていたのだろうか


私が目を覚ますとそこはもう山奥ではなくふかふかのベットの上


するとその時……





五「目が覚めた?」


あ「ビクッ ……五条…先生」





聞きなれた声に視線を向けると


珍しく目隠しを外してこちらを心配そうに見る


海外にいるはずの五条先生がいた





五「硝子!Aが目を覚ましたよ」





先生に呼ばれた硝子さんはカーテンの奥から顔を出すと


ホッとしたような顔を見せた





家「良かった、身体はどう?」





その質問に私は任務での出来事を思い出し…





あ「あ…ゾッ…」


五「…助けてあげられなくてごめんね」


あ「っ……ど…して五条先生が謝るの…?」





五条先生は苦しそうな顔をしていて


その顔を見て私も胸が苦しくなった


そして私の頭を撫でようと五条先生が手を伸ばしてきたのだが


私は無意識に身体が強ばりビクッと怯えてしまう





五「っ…怖かったかな、ごめん」


あ「あ…違くてっこんなっ…私もうっ…きたな…いからっ」


五「!…汚くなんてないよ

大丈夫。僕がAを嫌いになるなんて絶対有り得ないから」







その言葉に私の目からは大粒の涙がこぼれた


そしておいでと両手を広げる五条先生に


私はゆっくりと近づき五条先生の腕に優しく包まれる


五条先生の優しくていい匂いにとてつもない安心感を感じて


私はしがみついて大声で泣いた





しばらく泣いているとバタバタと廊下から複数の足音が聞こえ


バンっと大きな音で扉が開き


のばらたちや2年の先輩たちみんなが心配そうに入ってきた





釘「A!!」


禪「無事か!?」


犬「高菜!?」


あ「みんな…」


五「ちょっとちょっと〜

そんなおっきい音だしたらAがびっくりするでしょ?」


伏「身体は平気か?」





そんな五条先生を無視してみんながベットの周りに集まってくる





あ「うん…ごめんね…心配かけて」


釘「なんであんたが謝んのよ!!」


パ「そうだぞA」


あ「…」


家「ほーら君たち

心配だったのは分かるけどもう戻りな」






そう言ってみんなは渋々保健室を追い出され戻って行った

事件について→←五条悟side



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作者名:きい | 作成日時:2022年8月7日 0時

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