五条先生は私の運命の番 (ページ17)

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新人補助監督ページ17

1年ｽﾞ教室にて

虎「あーわっかんねぇ！！」

釘「はぁ？そんな問題も解けないわけ？」

虎「じゃあ釘崎は分かるのかよ？」

釘「ほぉら、見てみなさい」

補「釘崎さん間違えてますね」

釘「ぐっ…た、たまたまよ」

虎「なんだよ釘崎も一緒じゃんか」

私たちは今、授業中で

今は普通の教科、数学の時間だ

隣同士の席であるのばらと虎杖くんは数学が苦手なようで

やいやい言い合いながら問題を解いている

右隣の伏黒くんはそんなことお構い無しにスラスラと

静かに手を動かしていた

補「Aさんは分からないところある？」

2人の言い合いを隣で聞きながら教科書を覗いていると

教えてくれる補助監督の方が教科書を持って私の元へやってきた

男性の方でこないだ補助監督としてやってきたばかりの人

あ「あ、はい…大丈夫です」

補「何か分からないところあれば言ってね？」

あ「あ、ありがとうございます…」

伏「…」

気のせいならいいんだけど

この人やたら距離が近い気がする

いちいち頭を撫でてきたり肩を触ってきたり

あまり知らない人だけに違和感を感じるのだ

その日は何とか授業を終え、その人が教室から出ていった

そのすぐ後…

釘「あぁー！もう我慢できない！！

あの補助監督私のAにベタベタと触りやがって！！」

虎「いや釘崎のじゃないからね？」

伏「いやでも分かりやすくAを狙ってるぞあれは。

五条先生に言うか？

多分あいつ一瞬で高専から消え去るぞ」

あ「ひぇ…

い、いやでもみんなもいるし…そこまでは…」

釘「とにかくあいつと2人っきりになるんじゃないわよ！？

分かった！！？」

あ「い、痛いよのばら！分かったから！」

3人に言われ、私はできるだけその人と距離を取るように心がけた

しかしその数日後、事件は起きる