朝 ページ27
ピピピピ、ピピピピ、とスマホのアラームが鳴る。
ああ、煩いなと思いながら、アラームを止める。
寒くて思わず布団にくるまってしまうが、頑張って起きて軽くストレッチをした。
リビングに出ると、二人はまだ寝ている。
若干、雑魚寝になっているが兄弟みたいな感じで微笑ましい。
私は簡単な朝食を作って二人を起こした。
貴方「起きなさい、七時よ」
大輝君は素直に起きて顔を洗いに行ったが、問題はこの男だ。
西島「あと五分」
そう言って西島は布団にくるまる。
貴方「ご飯冷めるから、早く起きなさい」
私は布団を剥ぎ取ろうとしたが、西島が布団を掴んで離そうとしない。
こいつ、力強いわね。
貴方「寒いのはわかるけど、早く起きなさいって」
西島「やーだ」
貴方「可愛く言っても無駄です」
子どもを起こす母親とは、毎朝このようなやり取りをしているのだろうか。
大輝「おはようございます。わざわざすみません、朝食まで作っていただいて」
貴方「いいのよ、客はもてなさなきゃ。先食べといていいわよ」
大輝「はい」
大輝君は席に着いて、「いただきます」とご飯に手をつけた。
なんて出来た人だ。ただでさえ朝日が眩しいのに、彼が余計に眩しく見える。
それよりも、こいつをどうやって起こすかが問題だ。
あっ、そうだ。
私はとっさにテレビを付けた。
貴方「にっしー、ゆずが出てるんだけど見なくていいの？」
すると、西島は物凄い速さでパッと起き上がった。
西島「ゆず！？なんで起こしてくれなかったの！？」
貴方「いや、起こしたって」
彼はテレビの前にかぶり付く。
西島「ねえ、ゆずは？」
貴方「すいません、それ嘘です」
「なんだよ」と彼は言いながら、洗面所に向かった。
一度体ごと布団から出たら、もう一度布団に入るのが馬鹿らしくなるからな。
西島がリビングに戻って来るのと同時に、大輝は「ごちそうさま」と食器をシンクに持っていった。
西島「えっ、もうお前食べ終わったの！？」
大輝「あ、はい」
西島「俺も速く食べよう」
西島は席に着いて急いでご飯に手をつけた。
大輝「あっ、俺お手伝いしましょうか？」
貴方「いや、自分でやるわよ」
大輝「せっかくおもてなししていただいたんで、何かお手伝いしないと気が済まなくて」
貴方「じゃあ、お任せするわ」
大輝「はい」
彼はせっせと皿洗いを始めた。一方で西島も、せっせと朝食を食べている。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラ
松浦果南(ラブライブ！サンシャイン!!)
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もえ - 初めまして、いきなりコメントしてすいません。いつも楽しんで読ませてもらってます！これからも、更新楽しみに待ってます！ (2017年5月9日 11時) (
レス) id: 817b5b30fd (このIDを非表示/違反報告)
西木野海未(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます！にっしーは24、にこちゃんは25と両者とも名前を数字で表しているのと、西子を見たとき、やったら似合いそうだなと思ったのでやりました(笑) (2017年3月31日 22時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 元ネタを知ってるので、にっしにっしにーには笑いました(笑) (2017年3月31日 22時) (レス) id: 217a3f6335 (このIDを非表示/違反報告)
西木野海未(プロフ) - haru1113mituさん» ありがとうございます！更新頑張ります!! (2017年3月28日 16時) (レス) id: 152aee44b6 (このIDを非表示/違反報告)
haru1113mitu(プロフ) - いつも楽しみにしています！ (2017年3月28日 15時) (レス) id: f242b76529 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西木野海未 | 作成日時：2017年3月28日 1時
