START:DASH!!〜4〜

夜 ページ26

しばらくして西島が風呂からあがり、私も一時間入浴して風呂を出た。


西島と大輝君にはリビングで寝てもらうことにした。


勿論私は部屋で眠りにつく。


西島「ねえマッキーの部屋見てもいい？」


貴方「駄目よ」


私は間髪を入れずに答えた。


西島「何でよ」


貴方「駄目なもんは駄目なの」


すると彼はいきなり大声で「あっ！ゴキブリ！！」と言った。


貴方「どこ！？」


慌てて殺虫剤を探す。


その隙に彼に部屋に入られた。


西島はその部屋を見るなり硬直していた。


「えっ？どうしたんですか？」と大輝君も部屋を覗く。


彼もまた、「へえ」と言葉を発するだっけであった。


西島「な、なんでこんなにポスターぎっしり貼ってるわけ......？


これ気が散って普通寝れないよね？」


貴方「好きなキャラに囲まれて眠れるとは、これほど幸せなことはない」


私の寝室はポスターがぎっしり貼ってあるだけでなく、

机にはフィギュアやぬいぐるみが大量にある。ちょうど良い感じにレイアウトされてるな。


あとはB5の薄い本も机の引き出しにしまってある。


マンガも大量にある。少女マンガから、少年マンガまで。きわどいところに行くと、GLやBLもある。


小説も基本、ミステリーから同性愛などのどんなジャンルもある。


他にもディズニーのグッズもある。


ミッ○ー、ミ○ーが多いな。季節ごと、年ごとにグッズは入れ替わりが激しいから。


あと、ミニオングッズもあるわね。枕元に。


ミニオングッズは、私がイディス役で吹き替えを担当したのをきっかけにいくつかもらった。


イディスは、あの三姉妹の次女の子ね。


声をかなり変えて演じたので、身内も言われなければ私と気づかなかった。


演技下手なキャラが通用しなくなった。


吹き替えを担当したのをきっかけに、ミニオンにハマった。


貴方「じゃ、おやすみなさい」


西島「お、おやすみ」


大輝「おやすみなさーい」


西島は明らかに引いていた。オタクであることは公言していたがここまで重度なことは言っていない。


基本的に引かれない程度でアピールしているからだろうか。


家の部屋はリビングのすぐ隣にある。


リビングからは二人のひそひそ話が微かに聞こえた。恐らく恋バナでもしているだろうか。


何故私の家に泊まるだけなのに修学旅行気分なんだ。


人というのは、友人とどこかに泊まると自然と恋バナや怖い話をしてしまうものだろうか。


不思議に思いながら眠りについた。

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革ベルト

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松浦果南(ラブライブ！サンシャイン!!)

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