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〜深澤辰哉 side〜
俺と照は別室でスタッフと仕事について話をしていた。そこへ血相を変えたラウールが転がり込んできて
ラ「Aちゃんが倒れた！どうしよう、Aちゃんが！」
ラウールはその言葉を一生懸命伝えてくれた後ボロボロと泣き崩れてしまった。
照「俺がラウールと戻るからふっかは先にAの所に戻って。搬送されるかもしれない。その際にはふっかが乗って行って。」
Aもふっかが一番安心するだろうから、と。スタッフへ一言謝罪をして楽屋へと走る。異変に気付いてたのに、遅かった。
深「A！！」
バンッと大きな音を立てて楽屋に入ると床に散らばる資料やタブレット、割れたグラスに溢れた飲み物、そして力無く横たわるAが目に入った。
深「A…ごめんなぁ。」
阿部ちゃんが膝枕して頭を撫でていた。顔色が悪く隈もひどい。化粧をしていてこんな状態なら本来はもっと顔色が悪いんだろう。
阿「呼吸は落ち着いてる。寝不足と栄養失調じゃないかと思うけど、倒れた時にどこか打ってるかもしれないから病院に行ったほうがいいと思う。」
痛かったよね、きっと、と覇気のない阿部ちゃん。めめは側でじーっとAを見つめていて、康二は膝に顔を埋めて泣きじゃくっている。
佐「今救急車呼んだ。」
離れた所にいた佐久間がスマホ片手にこちらへ近寄って来た。
佐「ふっかが乗るだろ？」
深「あぁ。荷物準備する。」
財布、スマホ、Aのカバンを持って待機してるとすぐに救急隊員が来てくれてAは病院へ搬送となった。
深「A…。」
搬送中も目を覚さないAの手を握りしめることしかできなかった。
医「栄養失調と睡眠不足、過労、心労が重なったんでしょう。頭部も検査しましたが、異常は見られません。少し入院してもらって、点滴をして容態が落ち着いたら退院となります。」
深「分かりました。ありがとうございます。」
検査を終えて医師から説明を受けた内容はやっぱり阿部ちゃんが言ってたことと同じだったけど、いざ医師から言われると重みが違った。
深「ごめんなぁ。こんなになる前にもっとしてやれることがあったよなぁ。」
苦しかっただろう、寂しかっただろう、言葉に尽くせない葛藤があったんだろう。それを考えると俺の方が涙が止まらなくて、Aの手を握り締めながら静かに泣いた。
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まり姉(プロフ) - 深澤辰哉の漢字が違いますよ (2023年2月23日 10時) (
レス) @page3 id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
りんごポップコーン(プロフ) - コメント失礼します！あべべ、キスハグしようとしたの…？いやまあそんな所も大好きですが((「コソコソ.」のめめへのサプライズが素敵！それをやってあげようと思いつくえくぼさん流石ですね…！これからも頑張ってくださーい！ (2023年2月12日 7時) (レス) id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Man大好きです最高ですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年2月9日 8時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えくぼ | 作成日時：2023年2月8日 0時
