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とうとう、人身売買のオークションに出される日が

来た。

首輪を掛けられステージに並ばされる。

まさかこんな形でスポットライトに当たるとはな、

と呑気に考える私は末期だ。



「1000万!」



「あーあ、本当に始まっちゃった。」



「5000万!」

値段はどんどん上がっていく。

「1億!」

恐らくこれが最高額だろう。


私はこの人に引き取られるんだ。


・・・最悪。


せめていい人であって欲しいな〜。


その人の元へ行くよう促される。


しかし、その瞬間、












警察「警察だ!動くな!」




「!」




警察?


会場にいた人々は一気に捕まえられ、警察はステー

ジの上にいる私を保護しようと駆け寄って来た。




あぁ、助かるんだ。




でも保護された後、私はどうなるんだろう。


孤児院?


それとも、あの家に返される?


不安と安心でどっと疲れた。













そして、意識を手放した。

四→←二



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作者名:血神笑兎 | 作成日時:2023年1月22日 17時

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