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それに気付いたのは、朝だった。
お母さんはいつもより起きるのが遅かった。
「お母さん?大丈夫?」
返事がない。
布団をそっとめくる。
お母さんの体を揺すってみるが起きる気配はない。
手を握ると、人とは思えないほど冷たかった。
冷や汗がどっと出て、頭は真っ白。
「だっ、誰か!」
使用人「どうなさいました?」
「お母さんがっ、お母さんがっ・・・!!!
冷たくなっててっ!!!」
使用人「えっ!?すっすぐ、医者をよびます!」
医者「・・・残念ながら、ご臨終で御座います。」
「そんな、お母さん?
嘘だ・・・、嘘だって言ってよっ!?」
祖父「はっ、・・・小鳥遊家を裏切った天罰が下っ
たのだよ。」
祖父「こんな汚らわしい子供なんか残して!本当に
恥じなのよ!!死んで正解だわ。」
私は最悪な扱いを受けた。
けど、もうじきこの家から出られる。
何故って、
売られるらしいw
人身売買のオークションに出されるってさ。
私なんかを買う人居るのかな?
もう、どうでもいいや。
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作者名:血神笑兎 | 作成日時:2023年1月22日 17時