_545 - hokuto side - ページ46
「ただいまあ」
『あれ？早かったね』
「まだ帰ってこないの？って言ってきたのAでしょ」
『ふはっ。流れちゃうと思ったのになあ』
生配信を終えて帰宅すると、シャワーを浴び終えて頭にバスタオルを巻いたままの彼女に出迎えられた。
『ねえ』
「ん？」
『シャワー浴びてから事務所行った？』
「浴びてないけど」
『……じゃあなんですっぴんなの』
「え……仕事終わってメイク落として、ん？」
さっきまで笑っていた彼女が急にご機嫌ななめのご様子。
『わたしが現場でメイク落として帰ってきたとき怒ったよね前？』
「うん？だって男の共演者にすっぴん見せたくないし」
『なんでわたしはだめなのにほくとは良いの』
「え？なに、なんでそんな怒ってるの」
『だって、！ほくとだってすっぴんでテレビ出ないじゃん！ファンの子ほくとのすっぴん見たんじゃん！』
あーうん。えっと、つまり彼女は嫉妬していて。
「嫌だったの？すっぴんだったのが？男よ、俺？」
『関係ない。わたしも明日からメイクしないで現場行く』
「だめだよそれは」
『やだ。朝早いのにメイクするの面倒だもん』
「いつもしてんじゃん」
『ほくとが嫌だって言うから。でもほんとはギリギリまで寝てたいもん』
「あーもう、、わかったわかった。もうファンの子にすっぴん見せません」
『なにそのわたしが面倒くさいこと言ってるみたいな！ほくとのほうが面倒くさいからね？！』
「は！？俺のなにが面倒くさいんだよ、」
『現場にすっぴんで行くな、メイクは家で落とせ、これのどこが面倒じゃないっていうのよ！』
「はいはいそうですか、すいませんね面倒くさくて。でも嫌なもんは嫌。だめなもんはだめ」
どんどんヒートアップしていく言い合いが、彼女のターンでピタリと止まってしまい顔を覗き込むと潤んだ瞳。
「…なあんで泣くのよ」
『面倒くさくないもん……』
「はい？」
『ただ………ほくとのすっぴん、わたししか知らなかったのにって、嫌だったんだもん』
「ライブ終わりの生配信だってすっぴんだったよ？」
『あんなドアップじゃなかった』
両手で涙を拭う彼女の手を引いて抱き寄せる。
「ごめんって。なんにも考えてなかった、嫌な思いさせてごめんなさい」
『うぅ……ばかぁ……』
額と額をぴったりくっつける。
「この距離で見れんのAだけだから」
こんな可愛い彼女の姿を知ってるのも俺だけなんだ。
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あやめ(プロフ) - るるさん» 構いませんよ☺️寧ろお返事くださり、ありがとうございます！その光景、目に浮かぶようです、。北斗くんも感慨に耽っていたのですね (7月24日 9時) (
レス) id: 4efdadfee1 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 海さん» 見つけてくださりありがとうございます！！先程、溜まっていたフォロリク確認しましたので承認になったかと思います🙇♀️最近更新が滞っているのですがよろしくお願いいたします🥺💓 (7月24日 1時) (レス) id: f19a959cc8 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - あやめさん» お返事遅くなってしまってすみません😭🙇♀️あやみちゃんが1番に報告したのはもちろんほくかのちゃんです🥺泣いて喜びました🥺結婚かあ、とかっておうちでボソッと言ったのを聞いていたほくとくんがいます。 (7月24日 1時) (レス) id: f19a959cc8 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - また、マシュマロ・DM共に送れなかったのでこちらで失礼いたしますが、青い鳥の方もフォロリクさせていただきましたのでお手すきでご確認いただけますと嬉しいです。暑い日が続きますので、ご自愛ください。長文失礼いたしました。 (7月23日 22時) (レス) id: 01eccc821c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - はじめまして。最近スト沼にハマり、こちらを見つけて一気読みしてしまいました！2人とも可愛らしくて微笑ましくて、とても楽しく読ませてもらっています。とくにラジオで毎回惚気るくだりが大好きです（笑） (7月23日 22時) (レス) @page49 id: 01eccc821c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2022年9月12日 6時
