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五郎は泣いていた。
四「ごろっ…」
再び端の邪魔にならないところまで向かう
五「もうやだ…やだよ…」
しゃがみこんだ五郎の目からは涙が止まらない
ここまでのことを思い返すと「大丈夫だよ」なんて言葉は今は全く意味を持たない。
背中をさすることしかできずにいるとまだ涙が止まらない状態だが俺のことを気遣ってか
五「んっ、かえろ…あともうちょっとだから…」
四「いや落ち着いてからにしよう？時間あるから」
俺も五郎も焦ってる。落ち着いてからじゃないとまた何かが起きる。
どうしようかと悩んでいると
届いたメール
いちにぃからだった
「朝から電車で買い物行ったって聞いたけど大丈夫？もう直ぐ夕方だから暗くなる前には帰っておいでよ。今日五郎杖でしょ？」
四「いちにぃ…」
優しい兄からのメールに思わず声が漏れる。
買い物にはそこまで時間はかからなかったがもうすぐ夕方ということに驚く
いったい何時間俺たちは、いや五郎はここで苦しんでいるのか
肩を抱く力を強め五郎に言う
四「いちにぃに迎えにきてもらおう？もう頑張ったよ五郎。ここまで来れたんだもん。」
五「ん…しろもね。しろも頑張ったよ」
四「…ありがと。いちにぃに連絡するね。落ち着いたら駅から出よう」
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10 - 更新頑張ってください！ (2019年11月30日 16時) (
レス) id: 18041c7d33 (このIDを非表示/違反報告)
Non(プロフ) - どのお話もごろちゃんが健気で可愛いですね。更新楽しみにしています(^-^) (2019年11月9日 16時) (レス) id: eadb9a7b5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2019年11月5日 2時
