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座ったまま五郎を抱っこする
しばらくするとぐっと体重が重くなった
あれ、これ寝ちゃうな。
お互いさっき起きたばかりだけど
いっか。寝ちゃおうか。
背中をトントンして五郎を寝かしつけ始める
しばらくすると耳元で聞こえた五郎の小さな笑い声
「ふふっ」
「ん？どうしたの」
「いちに、絵描いたままねたの？」
「え？なんで？」
「絵の具のにおい…」
確かに今朝二郎に起こされたとき右手に筆、左手にパレットを持っていた。
昨夜の記憶は全くないが多分そうなのだろう。
「ごめん、油臭いだろ？着替えようか」
「んーん。いいにおい」
「いいにおいってことはないだろー」
「いちにのにおい。もうなれちゃった。」
「俺のにおいかぁ」
「ん…ねむたい」
「いいよ、寝ちゃお。俺も眠たいや」
「ぎゅーして…ねる。いちにい いっしょ…」
「ん。このままな。一緒に寝よう」
「いちに…」
「はーい？」
「いち、に」
「はぁーい」
いちにい、いちにいと何度も呟きながら再び眠りについた五郎
一郎の服の胸の部分をぎゅっと力強く握っているところにいつもよりも五郎の不安と恐怖が大きいことが表れている
「やっぱ、ちょっと今日怪しいな…」
一緒に寝るとは言ったものの不安になり五郎の寝顔をずっと見つめていた。
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10 - 更新頑張ってください！ (2019年11月30日 16時) (
レス) id: 18041c7d33 (このIDを非表示/違反報告)
Non(プロフ) - どのお話もごろちゃんが健気で可愛いですね。更新楽しみにしています(^-^) (2019年11月9日 16時) (レス) id: eadb9a7b5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2019年11月5日 2時
