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五郎
小学校の頃は普通学級に通っていた
でも
漢字練習帳のマス目からはみ出た字を見られて、
給食の時間箸がうまく使えなくて、
走るのも歩くのも遅くて、
体操着にうまく着替えられなくて、
ずっと笑い者にされた。
「ごろうくんはへんなこだから」
みんなそう言って近づかなくなった。
自分が障害を持っていると知っていたはずの
担任の先生も
失敗ばかりする自分を叱った
でも家に帰れば兄たちは自分の味方だった
失敗しても怒らない、笑わない。
挑戦しただけでその事を褒めてくれた。
結局6年生まで「へんなこ」扱いされ
中学校には絶対行かないといちにいに言った
また絶対笑い者にされるんだ。
また「へんなこ」って言われるんだ。
中学校は行きたくない
一郎に泣いてそう訴えた
それを聞いたいちにいは自分のために沢山動いてくれて
中学校からは特別支援学級に通えることになった
当時、特別支援学級に通っていたのは自分だけ。
「友達できるかな…」といちにいは心配していたけれど
誰にも笑われる事なく学校に通えるなら正直友達なんて…という気持ちで一杯だった。

中学、高校といい先生に出会うことができて
本当に感謝してる。
階段を交互に上れるようになったり、ボタンのない服なら着替えがうまくできるようになってきたり、フォークを上手に使えるようになったり、
全部先生たちのおかげ。
今の担任の先生、風間先生もとても優しい先生
いつでも五郎のことを考えて動いてくれる素敵な先生。
水曜日5限目はリハビリの時間
苦手なことを片っ端からやっていく
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10 - 更新頑張ってください！ (2019年11月30日 16時) (
レス) id: 18041c7d33 (このIDを非表示/違反報告)
Non(プロフ) - どのお話もごろちゃんが健気で可愛いですね。更新楽しみにしています(^-^) (2019年11月9日 16時) (レス) id: eadb9a7b5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2019年11月5日 2時
