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ぎゃあぎゃあと鬱くんを中心に騒ぐ皆。枕でばしばし叩いたり蹴ったり、文字通り袋叩きで割と容赦が無い。目の前の光景に圧巻され、これはもう止めなくていいやつなのかなと半ば諦めていると、3回目のチャイムの音が鳴り響く。その音に皆も袋叩きの手をぴたりと止めお互いの顔を見合わせた。
『何方でしょう』
私が床から立ち上がろうとすると、ロボロくんが手でそれを静止した。"俺が見てくるわ、待っといて"と部屋を出ていき、コネちゃんとゾムくんも後に続いて出て行った。残った私とシャオロンさんと、むくりと起き上がった鬱くん。
鬱｢いやあ、酷い目にあったわ｣
シ｢ふざけたこと言うからやろ｣
『...でも、鬱くんのお陰ですよ』
私の言葉に、2人が不思議そうに此方を見つめる。
だって、おやつだけ置いて戻ろうとした私を引き止めてくれたのも、無言のままおやつを食べていた皆を指摘してくれたのも、みんな私を気遣ってくれたからでしょう？そのまま台所に戻った後に過ごしにくくならないように、皆の為と持ってきたおやつを皆が美味しく味わえるように。現に、暗い雰囲気だったその場を打破してくれたのは鬱くんの一言だった。
『鬱くんが気遣ってくれて、すごく助かりました。』
鬱｢あはは、俺は何もしてへんよ｣
へらりと笑った鬱くんは煙草の箱を手に部屋を出て行った。不健康そうに丸まった背中、来た時より少し皺の増えたスーツ。かっこ悪い筈なのに、なんだか今は素敵に見えた。
シ｢…俺たちも行こか｣
『あ、あの』
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さーしすせそ - おもろいなぁ (2022年5月30日 15時) (
レス) @page4 id: f3138c21d0 (このIDを非表示/違反報告)
翔 - めっちゃ可愛いです好きです(突然の告白) (2018年9月11日 17時) (レス) id: af6c533cf2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» お誕生日のお祝い、忘れずにすることにします。ご丁寧に再度返信くださりありがとうございました。 (2018年4月28日 0時) (レス) id: 9e37c7c84d (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。了解です。よかったらこれからは2人の誕生日祝ってあげて下さいね（笑） (2018年4月26日 18時) (レス) id: e71b2e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» こんばんは。誕生日に関しては無知でしたのでとても助かりました。ありがとうございます。しかし、自分の勝手な印象や今後の話の展開を考慮してこのままの設定で続けたいと思います。態々コメントくださったのに申し訳ありません。 (2018年4月25日 23時) (レス) id: 4e2e853806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きくり | 作成日時：2018年4月15日 6時
