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シャオちゃんはなんとなく話しづらそうで、何度も言葉に詰まっていた。確かに、傍からみたら男10人に対し女1人のシェアハウスは危険に思われるだろう。
『...そういった類の心配はありませんでしたね』
シ｢全く？｣
『はい、全く。一度も考えませんでした』
シ｢...そっか｣
『グルちゃんとトンちの友だちって聞いて、とても楽しみにしてたんです。それに、嬉しかったです。2人にそういった友だちがいるんだなって』
シ｢...Aって、あの2人の...｣
『幼なじみです。って言っても、高校に入ってからあまり会えてなかったんですけれど…シャオちゃんは、グルちゃんとトンちの高校の時からの同級生だと言っていましたね。それなら分かるかもしれません』
私はゆっくり話した。
グルちゃんとトンちはお互い以外に友だちと呼べる人がいなかったこと。
グルちゃんは独特の雰囲気から近寄り難さがあり、本人も人見知りが激しく、自ら人に話し掛けるようなことはしなかったこと。
トンちはトンちで人当たりこそ良くても、本人からは決して踏み込まず、深く踏み込ませず。どこか心を閉ざしていたこと。
お互いはお互いしか信用していなかったこと。
『その2人が、多くの人とのグループを作って、しかもその活動の為に一緒に暮らそうって、そんな風に思える友だちが出来たんだってすごく嬉しかったんです。そんな2人の友だちですから、きっと素敵な人たちなんだろうなって』
ふと隣を見上げるとシャオちゃんは何を考えているのか、そこまでは分からなかったが、次に紡ぐ言葉に迷っているようだった。
『はは、お恥ずかしい話ですが、さっきシャオちゃんが言ったような心配は今指摘されるまで気付きませんでした。流石に不用心過ぎましたかね。』
シ｢いや...信頼してくれたってことやろ、嬉しいわ｣
『...それに、その2人が私にしてくれた頼み事です。とても断ろうなんて思いません』
シ｢余程グルッペンとトントンを信頼してるんやな｣
『…はいっ』
昨日は"本人のいないところで"と話す気になれなかった話だが、シャオちゃんの独特の雰囲気なのか、又は静かに聞いてくれたからか、少し喋り過ぎてしまった気がする。
でも、きっとこれは伝えて良かったことだ。私がグルちゃんやトンちを信頼してるように、あの2人もシャオちゃんや他のメンバーのことを信頼してるんだってこと。とても大切に思ってるってこと。
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さーしすせそ - おもろいなぁ (2022年5月30日 15時) (
レス) @page4 id: f3138c21d0 (このIDを非表示/違反報告)
翔 - めっちゃ可愛いです好きです(突然の告白) (2018年9月11日 17時) (レス) id: af6c533cf2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» お誕生日のお祝い、忘れずにすることにします。ご丁寧に再度返信くださりありがとうございました。 (2018年4月28日 0時) (レス) id: 9e37c7c84d (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。了解です。よかったらこれからは2人の誕生日祝ってあげて下さいね（笑） (2018年4月26日 18時) (レス) id: e71b2e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» こんばんは。誕生日に関しては無知でしたのでとても助かりました。ありがとうございます。しかし、自分の勝手な印象や今後の話の展開を考慮してこのままの設定で続けたいと思います。態々コメントくださったのに申し訳ありません。 (2018年4月25日 23時) (レス) id: 4e2e853806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きくり | 作成日時：2018年4月15日 6時
