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第3話 電話 ページ5

夜になり、シャワーを浴びた後、ヴィクトルからの電話を待つ。








(大切な話ってなんなんだ?





グランプリファイナル優勝おめでとう、とか?




いや、それはないか。



だいたい、グランプリファイナルなんて半年も前に終わったことだし・・・。









逆に、今まで4位とかだったのに何いきなり1位とってんだよ!とか?




ヴィーチャの性格的にそれはない・・・と、思いたい。





友だちだと思ってたのにそんな事言れたら、ちょっとショックだなー。)




考えれば考えるほど、思考がマイナスな方向になっていく。








(世界最高得点を交互に更新して塗りかえるの、結構楽しかったのに・・・)







すっかり電話の内容を決めつけて落ち込んでいたその時、携帯が鳴った。






『っ!



ヴィーチャ?』




ワンコールも鳴り終わらないうちに電話に出た。






『あ、ああ。




ずいぶんと早く出てくれたね。









そんなに、俺のことが恋しかったの?』








艶っぽい声で言われ、自分が女性だったら恋に落ちたかもしれない、と頭の片隅で考えた。









『恋しかっただって?







はは、ヴィーチャも寝言を言うんだな。



ちなみに、寝言を言ったのは今日で2人目だよ。』









『・・・寝言じゃないのに。』









『ん?




悪いヴィーチャ、声が小さくてよく聞こえない。』







ヴィクトルがため息をついたのはやけに鮮明に聞こえた。







(ため息じゃなくて声を鮮明に聞きたいのに。)









『なんでもないよ。





ところで、本題に入るけどいいかな?』








『・・・ああ。』









どんな妬みつらみでも受け止めよう、と覚悟を決めた。









『実は今、日本でコーチをやっているんだけど、Aも来ないかい?』

第4話 動揺→←第2話 変態



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作品ジャンル:アニメ
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るろまる(プロフ) - フィーアさん、コメントありがとうございます。ノンビリですが更新していきたいと思っています! 感想、とても嬉しかったです! (2017年1月12日 12時) (レス) id: 6d0c896ab0 (このIDを非表示/違反報告)
フィーア - とても面白かったです!!!更新頑張ってください!! (2017年1月9日 17時) (レス) id: 65845fd388 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るろまる | 作成日時:2016年12月11日 22時

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