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えいちゃんが認めた時、幼馴染として、親友として、これ程成就してほしいと思う恋愛はない、というほど内心嬉しかった。彼女にとってもえいちゃんにとっても、ぴったりだと思った。
モテるのに意外と恋愛経験が浅いえいちゃんは、その優しい性格が災いして、前の彼女の時、束縛や嫉妬が酷すぎて別れるのにかなり手こずっていた。それから今までの1年以上彼女がいないから、俺はさっさとAと付き合えばいいのになぁなんて勝手に思っていた。いや、今も思っている。
あれからえいちゃんとその話はしていない。男同士なんてそんなもんだ。
「Aどこいくの？」
「え、トイレ」
「ふぅーん」
撮影の合間、コーラを飲みながらリビングへ戻ってきたえいちゃんと、トイレへ行こうとするAが遭遇。あ、これ絶対意地悪するな、と頬杖をつきながら見守っていると、案の定、えいちゃんはAの前に立ちはだかった。
「ふふ、もお、えいちゃん、」
「なに？(笑)」
「どいてよ(笑)通れない」
「俺もそっち行きたいんだけど、Aどいてよ」
「えいちゃんが邪魔なんだよ(笑)…ちょ、ねぇー漏れる！」
ポニーテールを揺らして急かすように足踏みするAを見てそれはそれは楽しそうに笑うえいちゃん。
「じゃー俺が連れてってやるよ」
「ちょ、うわ！ねえー！やだ！降ろして！(笑)そらぁ！！」
「ごめんA、俺にはその大男は止められねぇ」
文字通りえいちゃんに担がれて連れて行かれるAを、ゲラゲラと笑いながら見守る俺たち。
しばらくすると、飄々と戻ってきたえいちゃんが俺の元へやってきて「そら、タバコ行こ」と俺を促した。
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月海(gekka)(プロフ) - ファンさん» こちらこそ、ステキなコメントをありがとうございます。リアルさと分かりやすさを意識して書いていたので、それが伝わったようでとても嬉しいです。愛の深い方だなんて恐縮ですが、これからもそんな作品を作っていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします (2019年4月15日 7時) (
レス) id: ef1778982a (このIDを非表示/違反報告)
ファン - おつかれさまでした！描写がお上手で、みんなの表情とか動きが鮮明に想像できて、読んでて本当に幸せでした。あとがき読みましたけど、月海さんこそ愛の深い方だなと、それにそれを表現する力をお持ちの方だなと感じます。。！ステキな作品をありがとうございました！ (2019年4月14日 10時) (レス) id: 48cd0ac296 (このIDを非表示/違反報告)
月海(gekka)(プロフ) - いずさん» お返事遅くなってしまいすみません！イメージしやすいような文章を意識しているので、読みやすいと言っていただけてとても嬉しいです！もう少しで終わってしまいますが、最新話も楽しんでいただけると幸いです。 (2019年3月24日 22時) (レス) id: ef1778982a (このIDを非表示/違反報告)
いず - 月海(gekka)さん» ストーリーの書き方など、とても読みやすくて夢中になっちゃいます。これからも更新楽しみに待ってます！ (2019年3月21日 23時) (レス) id: 50d70a4755 (このIDを非表示/違反報告)
月海(gekka)(プロフ) - まっ茶さん» ありがとうございます。最新話も楽しんでいただけると幸いです。 (2019年3月21日 13時) (レス) id: ef1778982a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月海 | 作成日時：2019年3月4日 18時
