summer-8 ページ9
同日同時刻：
kazu：
「おはよ。」
「わ！びっくりしたあ。おはよう。
今朝はやけに早いね。」
朝飯の支度にきたジュンくんが目を丸くした。
俺が彼よりも先に起きてるなんて、ほっとんどないからさ。
「あのね？お願いがあるんだ」
「もう怖いなあ、カズのお願いなんて。
ゲームの新作でもでたの？」
残念。
そうだと良かったんだけどね。
「あのね、相 葉くんを迎えに行ってほしいんだ。」
きょとんとして俺をみるジュンくん。
「え？相 葉くん？今日来るって言ってたっけ？」
ジュンくんは慌ててスマホを確認して首をふった。
「特に連絡きてないよ？どうかしたの？」
「相 葉くん、アイツにと一緒にいるみたいなんだよね。」
「え？嘘・・・」
「それでお願いしたいのは、これ。」
ぱっと見パワーストーンのようなファッション性の高いブレスレットを渡す。
これは俺が作った数珠。
「相 葉くんにつけてあげて。ジュンくんにはこっちをあげる。」
俺はジュンくんの腕に真っ黒な数珠をかけた。
「あれ、これ・・・」
「うん。ＳＨＯブランドね。
アイツは二人をどうこうするつもりはないと思うんだけど、念のためにね。」
腕にかかった数珠をみて、ジュンくんは眉間にしわをよせる。
何かを言いかけたのを「時間がないよ」と遮って、部屋から押し出した。
ーーーーーーーー
「すみません、お待たせしてしまって。
あれ、風間は？」
やっとの事でトイレを離れ、ゆらゆら揺れながら席に戻ると、
一緒にきたはずの風間はいなかった。
「それが、風間さんも体調がすぐれないとすぐにお帰りになられて・・・
相 葉さんもひどい顔色ですよ。大丈夫ですか？」
係長さんも、普通に話しているのが不思議なくらい蒼い顔をしているのに、
自分では分かっていないのだろうな。
「はあ。申し訳ありません。何かに当たったんですかねえ？
今日はこれで失礼させてください。申し訳ありません。
お話の件は改めまして御社へ伺わせていただきます。」
「いえいえ、無理をいってすみませんでした。いや、実はですね・・・」
止めて！打ち明け話を俺にしないで！
次の瞬間、異様な空気を感じた。
少し治まっていた冷や汗が止まらず吐き気が増す。
思わず下を向いた俺の背中が、どんと重たくなった。
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ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» ご挨拶いただきありがとうございますm(_ _)mなんだかんだでずるずる長くなってしまってます。どうぞ最後までお付き合いくださいね♪ (2019年9月5日 0時) (
レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 後れ馳せながら独立シリーズ？化おめでとうございます(*^^*)なんだかんだ大切にされる愛されカズちゃんのお仕事や能力や過去とか気になってしまいますねo(*ﾟ∀ﾟ*)o (2019年9月4日 22時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しくてたまりません。まだまだ暑さは続くようですので、orange さんもどうぞご自愛くださいね。コメントありがとうございましたm(_ _)m (2019年8月14日 0時) (レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - こんにちは暑い中更新ありがとうございます！(^^)summerとても面白くて引き込まれてしまいます(*^^*) (2019年8月13日 21時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ちずるさん» 毎日暑いですね〜。ちずるさんも暑さには気をつけてくださいね。若い二人。書いていてとても楽しかったです。コメントありがとうございました♪ (2019年8月2日 8時) (レス) id: d02d1a736e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちえさん＆ねこにゃん | 作成日時：2019年7月9日 15時
