summer2-7 ページ29
「ふふっアレクサがご飯作れるなら便利だけどね。
種明かしするとね。今、店を新しくしてる最中でさ、内装とかいろいろ決めないといけない事があるんだ。
テーブルの配置とかスタッフのローテーションとか。書類仕事が一杯なの。」
「へえ〜。でも、なんでジュンくんが？」
「俺、次の店のチーフだから。」
「うぇっ！おめでとう！！すごくない？それ？」
わっと喜んでくれた後、突然アタフタし始めた。
「じゃ、じゃあ。こんなとこに居る場合じゃないじゃん。ごめんよ。のんきに引っ越しなんてやってて。
ローテーションとかあるだろうけど、土日は俺がカズさん見てるから、仕事いってきなよ。ね。」
「え？大丈夫だよ。」
「だって、チーフなんでしょ？店長さんなんでしょ？お店にいなきゃダメじゃん。」
「だから、そこを大丈夫なようにしたんだって。
会議が必要ならSkypeだって、ビデオチャットだってあるしね。
相葉くんところだって、会議とかに使うでしょ？」
「え？まあ、使わない事もないけど・・・なかなか・・・抵抗ある人もいるし。」
「そんな感じなんだね。
とにかく、ほんとの本当に助けがいる時は連絡するよ。必ず。」
「わかった。遠慮しないでよね。俺の方が新人なんだからこき使ってよ？
にしても、すごいねージュンくんところ。だいぶ先進的だ。」
「オーナーがイタリア人ってのが大きいよね。
働き方が全然違うし、楽しもうって姿勢があるんだ。だけどさ。さすがに若造がいろいろ言ったって、動かない世の中でしょ？
これは全部ＳＨＯの・・・しょーさんのおかげなんだ。」
「え？しょーさんの？」
ーーーーーー
大学を卒業して2年が経ち、料理に興味のあった俺はイタリアンレストランでギャルソンの仕事をしていた。
オーナーとチーフがイタリア人の有名店で、コース料理を出す店は本店だけだったけれど、カフェは今後も増えると聞いていた。
そのカフェで、しょーさん・・・櫻井様とあったのが、運命の分かれ道、カズとの縁の始まりだった。
櫻井様は、なんというか、とても目立つお客様だった。
まあ、あの容姿で身につけているものは、俺が見ても上質だとわかるものだし。
ちょっと残念なコーディネートの時もあるけど、パッとみて上流階級とわかる立ち居振る舞いの人。
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ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» ご挨拶いただきありがとうございますm(_ _)mなんだかんだでずるずる長くなってしまってます。どうぞ最後までお付き合いくださいね♪ (2019年9月5日 0時) (
レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 後れ馳せながら独立シリーズ？化おめでとうございます(*^^*)なんだかんだ大切にされる愛されカズちゃんのお仕事や能力や過去とか気になってしまいますねo(*ﾟ∀ﾟ*)o (2019年9月4日 22時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しくてたまりません。まだまだ暑さは続くようですので、orange さんもどうぞご自愛くださいね。コメントありがとうございましたm(_ _)m (2019年8月14日 0時) (レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - こんにちは暑い中更新ありがとうございます！(^^)summerとても面白くて引き込まれてしまいます(*^^*) (2019年8月13日 21時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ちずるさん» 毎日暑いですね〜。ちずるさんも暑さには気をつけてくださいね。若い二人。書いていてとても楽しかったです。コメントありがとうございました♪ (2019年8月2日 8時) (レス) id: d02d1a736e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちえさん＆ねこにゃん | 作成日時：2019年7月9日 15時
