狂犬にご注意を。2 (ページ13)

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｢…やばい。｣

やばいやばいやばいっ…、！！

｢…はぐれた、｣

あーん… ここどこーっ！！

誰かー…！！

｢はっ、電話っ…！！｣

…ﾊﾟｯ

｢はぁ!? 電池切れ!? 嘘やんっ！！｣

…あ、金魚すくいの写真とかみんなの写真とか色々撮りまくったからや

そろそろ買い替えかな…

…って、そんな事考えとるんちゃうねん

｢…花火大会、って迷子センターあるん？｣

…ｸﾞｲｯ

｢…わっ、｣

？｢どこいくねんっ、！｣

フラフラ迷子センターとかどっか目印探して歩き出そうとした瞬間、誰かが腕を引っ張る

｢…た、大晴くーーーーーーんっ、！！！！！｣

福｢えっ、えっ…!? え、泣く!? ちょ、泣かんといてぇぇええ！｣

…ん？

なんで大晴くん1人なん？他の5人は何処へやら

福｢実は俺もはぐれた笑｣

｢はぁ!?｣

福｢バッテリーも切れてた、てへ｣

｢うちも、電池切れ♪てへ♪…やないのよ、どーすんねん！！｣

福｢えぇ〜？とりあえず、迷子ならんように手ぇ繋いで探すしかなくね？｣ｷﾞｭｯ

｢…は、｣

はいーーーーーーーー!?

え、一応仮にも誠也くんの彼女です、はい。

…彼女、なのか？うん、彼女か。告白されたし？

ほな、この手繋ぎやばいやん。え、ちょ…

福｢ちょっと、振りほどかんといてー。またはぐれる｣ｸﾞｲｯ

肩をガッチリ掴むんじゃないっ…！！

これは、交際相手がおる人からしたらやばいって事ぐらいはうちの脳みそでも処理済み

｢大晴くん…裾、掴む、とかじゃだめ？｣

福｢えー？せっかく会えたんやし、はぐれるのはごめんやー｣

｢…うぅ、｣

やからって、そんなガッツリ肩掴まんでもっ！！

福｢なんか、上の方とか行って見渡すかー｣

｢あ、ちょ…！｣