好敵手現る2 ページ20
yoko,side
安「あはは(笑
...あれ、電話や。
ごめん、ちょっと出てくるね〜」
ヒ「ん、いってらっしゃい」
横・ヒ「...。」
あれ、何かちょっと気まずい?
ヒ「...あんまり進んでないみたいやな」
ヒナは頬杖をつき
俺から目線をそらして呟いた
横「...何が?」
進んでないって...ダンスのことか?
ヒ「...ヤス、お前の気持ちに
気付いてないみたいやなってこと」
横「な、何でそれ...」
ヒナは俺のヤスへの気持ち、知ってんのか?
そういうこと...なん?
ヒ「俺もそうやから」
ヒナの目線はまだそらされたまま。
横「え?」
ヒ「アイツ、全然気付かへんよな」
アイツって...まさか、ヤス?
ヒナ「つまり。俺とお前はライバルっちゅーことや」
ヒナが言い終わった瞬間、
俺とヒナの目線がぶつかる。
そうか...こいつも、ヤスが好きなんや。
横「お前...」
安「ただいま〜」
!?
ヒ「おかえり」
安「おん、ただいま。
けど、ちょっと用事入ってしもて...」
ヒ「そうなん?
ちょうどええ、俺もそろそろ帰るわ」
安「ごめんなぁ、横ちょは?」
横「俺は...まだ飲んでくわ...」
安「そっか。じゃあ悪いけど、
先帰るね。ほんまごめんっ」
横「ええよ。...また、な」
ヒ「おん」
ヒ「ヤス、途中まで一緒に行けるやろ?」
安「?、おん、ええよ。
横ちょばいばーい!」
あーあ、嫌な展開やな。
何でこうなんねん。
ま、そもそも男に恋してんねんから、
うまくいく訳ないよな。
ヒナ...。
まさか、恋の方でもライバルになるなんてなぁ。
prrr ♪
メール?
...ヤスからや。
安『今日はせっかく誘ってくれたのに、
ほんまにごめんな。
また一緒に食べに行こうな♪』
ん、ヒナからもきてる。
ヒナ『最初はジャマが入った、
って思ったけど
これでお互いのことよく分かったやろ。
正々堂々と、
なんて言わんけど、
ちゃんとしろよ』
俺、この恋頑張れるんかなぁ。
−−−−−−−−
安「あっ!」
ヒ「なんやねん、いきなり声出すなっ」
安「ごめーん、お会計忘れたと思て...」
ヒ「会計?そんなんヨコが払うやろ」
安「悪いことしたかなぁ...」
ヒ「...大丈夫やろ。ヨコは」
安「?、何か言うた?」
ヒ「別に、何もあらへん」
prrr ♪
横『俺とお前は仲間と書いて
ライバルと読む、ってヤツやな』
村上はひとり「ほらな、」と呟いた。
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西 - この方角に福があるはずです
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みいこ(プロフ) - よこちょ頑張れ〜!いつも更新を楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2015年12月26日 23時) (レス) id: a737bf6134 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:dromen | 作成日時:2015年10月17日 21時