186 友達は三番(TH) ページ36
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JM「おはよう、テヒョン!」
あくびをしながら、朝イチから僕のデスクの隣に立つジミンを見上げる。
TH「おはよ……ふぁあ…」
JM「ね、ちょっといい?」
眠い目をこすりながら、強引に誘われた窓際に向かう。
目をゴシゴシして、セット出来なかった髪をボサボサと触ると、それはそれで評判がいいみたい。
「眠そうなテヒョンさん、可愛い〜っ」
あくびをしながら、可愛い子達に手を振る。
こんな格好でも騒がれるなら、毎日これでいいか…って思っちゃう。
あ、やっぱ駄目だ、外回りにこんな格好でいたら、ヒョンにこっぴどく叱られるから。
JM「眠いの?昨日女の子といたの?まあ、どうでもいいや、それよりさ」
朝から何だかやけに元気なジミンから珈琲を受け取る。
TH「ん〜……マズッ。ブヘ。」
JM「あのさ。僕、一番じゃなきゃ嫌だから」
TH「ん〜?何。いち、ばん?」
昨日も遅くまでヒョンと残業してたはずなのに、
どうしてこんなに元気なんだろう?
書庫で相当いい事したのかも……。あぁ、眠い。
JM「努力しようと思うの。どうやったらAの一番になれると思う?」
TH「ぶっ!!!」
JM「わ。汚い!」
思わず吹き出して、目が覚めた。
TH「はい?」
JM「どんな事すれば、女の子って喜ぶのかな、テヒョン」
ジミンといると驚かされる事ばっかりだ。
早朝からなんだってゆうの。
TH「待って待って待って。どうしたの?次は頭でも打った?」
JM「テヒョン、教えてよ。」
TH「ジミナ?Aちゃんの…一番って?」
JM「一番だよ。一番。」
一番ってなんなの?
TH「今はちなみに、何番なの」
JM「……三番くらい?」
TH「一番はジョングクくん?じゃあ二番じゃない?」
JM「二番じゃない。二番はユンギヒョン。」
真剣な目で僕を直視する。
TH「そうなの?じゃあ僕が三番でジミナは四番だね〜」
ジミンって、女の子には慣れてるはずなのに、恋愛になると小学生レベルだよね?
一番だとか、三番だとか。
真剣に考えて悩むジミンが、面白くて、可愛い。
JM「テヒョンは圏外だよ?」
TH「え、仲間に入れてよ!まあでも……とりあえず一番とは雲泥の差だね。」
JM「………」
TH「で?女の子が喜ぶ事?」
JM「うん、何をすれば仲良くなれる?テヒョンすぐ仲良くなってるじゃん、」
TH「……仲良くなる方法。うーん、それは勿論……」
JM「ベッドは無しね。体じゃなくて、仲良くする方法」
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい! (2022年11月2日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。モチベが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね!本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい!更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:王様じゃんぷ | 作成日時:2022年9月1日 16時