213 何気ない時間 ページ43
.
シャワーを終えて出ると、ジョングクくんが前に買ってくれてた部屋着用のショートパンツと、小さいから着なくなったいつものトレーナーと、下着が置いてあった。
…今日はTHEパジャマじゃないのか。
「ジョングクくーん。ドライヤ借りるね〜？」
叫ぶとお酒を手に持ったジョングクくんが「勝手に使っていっすよ」と言いながらこっちへ向かってくる。
「使うね！」
洗面まで来たら、立ったままｺﾞｸｺﾞｸお酒を飲んだ
JK「フゥ‥。Aさんさ？俺の部屋にあるものは全部自分のものだと思って。いちいち聞かないで」
「えっ…」
JK「必要なものは買い足すんで言って」
……はい。
ドライヤーを頭に向けたらジョングクくんが近づいてきて空っぽのお酒を歯ブラシの横に置く。「かして」とドライヤーを私から奪った
「あ…っ」
後ろにまわったら、鏡に映る私を見ながら「乾かすよ」と言う。え…っ、と思う隙もなくonされたドライヤー。
左手で髪をとかしながら撫でて、右手はユラユラドライヤーを動かす。
優しくてカッコいいスーパーダーリンが鏡の中で私の髪を大事そうに乾かしていく…
JK「Aさんの友達、美容師になった？おかっぱ頭の」
「うん。ってヨナはボブだよ、ボブ」
JK「ぼぶ…。同じじゃない？」
「全然違う！おかっぱとボブは違う、テンパと癖毛くらい違うよ」
JK「そ…すか？」
「そ！」
鏡の中のジョングクくんがフフと笑う。その顔を眺める自分も映ってるから、恥ずかしくなる。
「ヨナに毎月してもらってる、上手なんだよ」
JK「いっすね」
「いいでしょ？」
JK「ああ。じゃなくて。Aさんの髪を毎月触ってんの、いいなって」
………。そっち
「でももうジョングクくんも…触れる」
JK「フフ、そっすね」
「乾かすのめんどくさいから嫌い」
JK「丁度良かった。俺の役目」
「ちゃんと真っ直ぐ伸ばしながら…乾かして？」
JK「なんで。俺、癖毛の方が好き」
「広がるじゃん。朝えらい事になるし」
JK「わたあめみたいです」
「もー。思ってた？」
JK「可愛いなって、思ってたよ？」
「ふふ。確かにわたあめは可愛い例えだ」
JK「テヒョンィヒョンなら、こう言うと思う」
「？」
JK「 Aちゃん鳥の巣じゃん！可愛い！ 」
「アハハ、ムカつく」
JK「ハハ、ムカつく？可愛いって付けてくれるのに」
「テンパの鳥の巣」
JK「癖毛のわたあめなのに」
「…一緒じゃん」
JK「まあ、一緒っす」
「もっ！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 894人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pumpkin(プロフ) - もうまた�，�ら読み返してきたぁ。モブの存在感やっぱすご。てゆーかモブめっちゃタイプ。俺様最高。これから融合されたJKになるのかなぁ。あー好き❤️🫣 (2月10日 0時) (
レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - これは、ド変態ジョングクが顔を出しますか🫣まだとわかっていても続きへのボタン、押してしまう← (2月9日 23時) (レス) id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
miitae(プロフ) - あぁっ！もう！ぎゅッんぎゅんッ‼︎‼︎‼︎モブなジョングクくんに『お前』って呼ばれるだけで泣いちゃう。最高。好き。んぁーーー‼︎‼︎すきぃぃぃ…🫠泣 (2月9日 7時) (レス) @page50 id: 47328460b5 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - この小説の続きを見るって押すと…下書き中の画面に…いっちまいますぜ。ねぇさん。 (2月9日 2時) (レス) id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ななナル(プロフ) - 🫣🫣🫣🫣あむあむ💓 (2月9日 2時) (レス) @page50 id: bcc6f5da8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2024年1月10日 1時
