186 わたしだって ページ13
.
エンムスビを親指で閉じる。二杯目のビールの残り一気のみ。
「おじさん、もう一杯！」
Bd「なに？ペース早すぎよ」
JN「俺これ呑んだらかえるよー、」
YG「ん。Aちくわ、」
おじさんに差し出された三杯目ビールを一口、ふたくち。右側のユンギさんがちくわをくれた。
YG「食えよ。しみしみでうめーやつ」
「ありがとうございます。でもあの、」
YG「…？」
「食べるからあっち向いてて下さい！」
YG「………、あ゛？」
眉間にぎゅんとシワを寄せて睨まれる。そりゃそうだ。意味がわからないって、きっと思ってる。
左側向くとジンさんいるし……。グルンと後ろ向いてちくわを秒で食べた。あちち…ぉいひ…！
YG「え。…は？」
JN「ン？Aなんでそっち向いて食べてんの」
Bd「………へんなこ」
グルンと振り返って。ビールぐびぐびぐび！
YG「………！のみっぷり…」
JN「悩みでも抱えてる？」
YG「ヒョンが余計な事するからジョングクと喧嘩したとか」
「いえ。心配無用。ラブラブです。今夜はお酒の勢いを借りたくて」
へ？って顔した二人を無視して、そのあとニタアってした三人を無視して。急ピッチで呑んで解散した。
酔ってるから皆にタクシーに乗せられる。
後部座席に一人座りながら揺られるけど、眠くはならなかった。
…少しだけ緊張して息を吸い込む。
よし。
支払いを済ませて部屋に戻る。急いでシャワーを済ませて一番強いウイスキーを棚から取り出し氷と炭酸水で割る。ソファーで呑んだら、いい具合に頭がぽわぽわしてきた。
…21時をまわった。
あっちは朝の7時をまわった？
やきもきしてるジョングクくんを想像する。だけど、だから臆病になってるジョングクくんを想像する。忙しい中、一生懸命羊数えて眠れなくて、アプリを開いて、空回って、きっと今またスルーかよ。っていじけてる。………かもしれない
コールが耳に響く。
私だって、
私だって、
「……おはよー！ジョングクくん。」
JK「…お疲れさま、Aさん。」
ジョングクくんが、恋しいんだ。
「……今から仕事だよね」
JK「どうかしました？」
モブは怒ってたのに。モブは焦ってたのに。
そっけない、ごくごく普通のジョングクくん。
でもこれは、想定内。
「ううん、電話。くれてたから」
JK「ああ！かけなおしてくれたのに、出れなくてごめん」
「私も出れなくてごめん、」
暫しの、沈黙。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 894人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pumpkin(プロフ) - もうまた�，�ら読み返してきたぁ。モブの存在感やっぱすご。てゆーかモブめっちゃタイプ。俺様最高。これから融合されたJKになるのかなぁ。あー好き❤️🫣 (2月10日 0時) (
レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - これは、ド変態ジョングクが顔を出しますか🫣まだとわかっていても続きへのボタン、押してしまう← (2月9日 23時) (レス) id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
miitae(プロフ) - あぁっ！もう！ぎゅッんぎゅんッ‼︎‼︎‼︎モブなジョングクくんに『お前』って呼ばれるだけで泣いちゃう。最高。好き。んぁーーー‼︎‼︎すきぃぃぃ…🫠泣 (2月9日 7時) (レス) @page50 id: 47328460b5 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - この小説の続きを見るって押すと…下書き中の画面に…いっちまいますぜ。ねぇさん。 (2月9日 2時) (レス) id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ななナル(プロフ) - 🫣🫣🫣🫣あむあむ💓 (2月9日 2時) (レス) @page50 id: bcc6f5da8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2024年1月10日 1時
