51 ブッカブカの ページ4
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抱っこされながら部屋の前まで来てさすがに、降りたら、立っている足がプルプルして、カラッカラに乾いた喉が唾を飲み込むと痛かった。
JK「すぐ開けますね」
玄関に入ったジョングクくんがクルッと振り向いて「ヨイッ」と前向きに私を肩に担いだ。
「ふっ…へぇ！？」
って担がれたら変な声が出たけど体はふにゃふにゃで力はどこにも、入らなかった。
ジョングクくんの背中に、洗濯みたいにダランと垂れた上半身。
JK「んしょっ…と！」
ベッドに座らされたら、確認する前に倒れ込む。
「ごめん…寝転がらせて……」って言った頃にはジョングクくんはベッドの横にしゃがんで「服、持ってくる。寝てて」と肩をさすってくれた。
ハァ……寝転がっても体が重い…
モコモコの冬布団…あの日の朝の布団…
JK「これしか小さいのが…なくて」
見覚えのあるスウェットが出てきた。
あの、ブッカブカのやつだ…
それ、履いて歩けないんだよ、ブカブカだから。って言えないし、ベッドに服のままだと汚くて申し訳ないし…着替えなきゃ。
「ありがとう…それで大丈夫」
JK「ブカブカで歩くとズレる…前のやつ」
歩くとズレる事…知ってたか…
歩いたかな、これ履いて。
ズレたかな。ジョングクくんの見てる前で…
JK「今日はトレーナーも。着て下さいね」
…あの日はトレーナー、着てなかったもんな。
ハァ……熱のせいなんだかなんなんだか、息苦しい。
JK「俺はキッチンに居るから。着替えられます？」
「…………着替えられマス」
JK「…じゃ、着替えて」
別の部屋に居てよ。
キッチン、そこじゃん……
「ふ…、振り向かないでね」
JK「え？……もう全部見たのに？」
「み、見てても、……ダメだよ」
JK「ハハッ、冗談。見ないっすよ、」
キッチンに向かって冷蔵庫から水を出したジョングクくん。やっぱり恥ずかしくて、布団をかぶりながらパパッと着替える。
JK「…Aさん？頭に貼る…冷たいやつとか欲しいっすよね？」
振り向かずに話しかけてくる。
「い、いいよ。子供じゃないんだし」
JK「看病とかしたこと無いから…わかんないけど…冷やさないとな……」
ボソボソ言いながら、ビニール袋に氷と水を入れて、目の高さに持ってきて「これでいっか…」とビニールを縛る。
JK「タオル…タオル…」
バスルームにタオルを取りに行って、キッチンで濡らして絞った。
JK「……これで良し」
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
